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□■ 胃カメラ体験記
2006/12/16 09:00
突然ですが、皆さんは腹部内視鏡検査、いわゆる胃カメラ検査を受けたことがあるだろうか?
胃部の明らかな病的症状がない限り、受ける機会はあまり無いだろう。

まぁ社会人になると、大概健康診断を年に1回くらい、でも腹部に関してはバリウム検査を35歳から・・・みたいな感じではないだろうか。
しかし、社会に出ると様々なプレッシャー、ストレスを受け、精神のダメージが直接胃に来て市販の薬じゃもう効かないんだよねぇ・・なんてこともよく耳にする。

今回は、私が1年ちょっと前に体験した、腹部内視鏡検査について書かせていただたいと思う。


以前、MLにも書いたが、私は3年ほど前、勤務中にバイクで事故を起こした。
体のほうは後遺症も残らないし、正直たいしたことは無かったのだが、事故後約1年経ってからフラッシュバック(事故の記憶が突然よみがえる。PTSDの症状の一つ)、パニック障害、神経症など精神面での後遺症が出始め、ひどくストレスを感じるようになった。

いや、そもそも事故の経験がストレスになり出てきた精神的症状なのだが、こういった症状が加わると当然ストレス要因が倍増するのだ。
精神面での影響は、アクシデントが起きてから大分経って出ることが多いらしいので、初めてパニックを起こしたときは原因が分からず本当にビックリした。

ストレスを自覚するようになると、直接被害を蒙るのは「胃」で、食後の胃もたれ、胃痛などの不快感が現れ始めた。のた打ち回るほどの苦しみではないが、「何でこんなに不調が続くんだろう・・もしかしたら重大な病気が隠されているのでは・・」という考えがさらに悪循環を起こしていたので、この良くない堂々巡りを断ち切るべく、思い切ってしっかり検査を受けて不安材料を一つつぶそう!と決心したのだった。

我が家の近所に「ちょっと胃の調子が・・」と訴えるとすぐに胃カメラ検査を勧めてくる開業医がいる。大通りに面した、小さくて細長いビルの2Fにあり、医師はアニメ「森のリトルギャング」の「ハミー」というキャラクターによく似ていてしかも早口で、いつも鼻毛が穴出口で爆発している。


こんな。

外見はともかく、親身になって患者の話を聞き、やさしくて急患も嫌な顔せず受け入れてくれる働き者。しかも内視鏡検査の腕はピカ一らしいとの情報を得たのですぐに受診。
案の定「今度念のため胃カメラで検査しましょう」とのお言葉を発せられ、検査日程と注意事項を狭い診察室の中で早口で説明してくれた。
私は(あ~きっと昼も夜も無く働いているから鼻毛の手入れしている暇もないんだなぁ)などと思いながらその話を聞いていた。

胃カメラ・・・。
噂によると、内視鏡の挿入時はえづいちゃってえづいちゃってもうタイヘン!涙をボロボロ流しながら耐えるのみ、というではないか。
自ら望んで受ける検査とはいえ、そのときの苦しさと己の無様さを思いブルーな気分で検査日当日を迎えた。

前日夜から食事を取っていない。お腹はすきすぎて空腹感も麻痺している。

検査時間は朝7時。一般の診察時間の前に設定されている。当然その後はここで一般の外来診察が始まる。本当にこの医師は働き者である。鼻毛ばっかり見つめちゃって失礼だったかな。でも私もこの検査を終えてから普通に会社に出勤予定。私も働き者。

病院に到着するとすぐさま検査室へ呼ばれた。検査室と言っても、狭いフロアなので診察室との境目がはっきりしておらず、なんとなく壁で仕切られた一角を検査室にしているといった感じだ。要はフロア全体がカオスな空間なのである。

通常は点滴を受ける患者が利用するベッドに寝かされ、肩に予備麻酔を打たれ、まずは腹部のエコー検査。胃、肝臓、すい臓などに異常がないかを調べた後、医師は注射器の先に直径7~8ミリのチューブを取り付けたものを持ってきた。「あなた鼻炎とかない?鼻は丈夫?」と問う鼻毛ハミー医師。

?!
なぜ鼻のことを聞く?
「鼻炎も患ってますが、事故で鼻を折りまして、左鼻の穴が狭いです。」と戸惑いながら答えると、

「あ、そう、う~ん、この麻酔液のチューブが通ればカメラもだいたい通るんだけどね。」とおっしゃる。

え!?鼻からですか!?

「そうそう、うちは鼻からカメラ入れるからね。『おげぇっ』ってならないよ。まぁ、右鼻からが無理だったら口からに切り替えるからね。」

そういうと鼻毛リトルギャングは慎重に私の右鼻の穴にチューブを入れ、ゼリー状の麻酔液を流し込んだ。流し込むとさらにチューブを鼻の奥へ差し入れる。ちょっと抵抗感があるものの、何とかチューブは鼻の奥深くまで入っていけた。麻酔のおかげで刺激も無い。

やたら「鼻」という字を連発させてしまったが仕方が無い。半分は鼻毛リトルギャングの責任だ。

医師によると、鼻炎があると粘膜が腫れた状態になっているので、狭くて内視鏡が入らないことがあるらしい。
鼻炎と骨折の二重苦を背負いながらも、何とかチューブが入ったのでちょっと安心した。しかし驚いた。口からではなく鼻からカメラを入れるとは。

なんだ。先生。早く言ってよ。いらぬ心配しちゃったじゃないか。

これなら苦しみも無くスマートに検査を受けられそうだわ。
ただ、先生、鼻が無理だった時は口に入れる前にカメラを洗ってね・・・

などと思いをめぐらせつつ、看護士に促され奥の検査台へ上る。

だが、いざ検査台に乗ると正にまな板の上の鯉。無防備極まりない。一気に不安が押し寄せる。

本当に鼻の中にカメラは入れられるのか?いや待てよ。チューブでギリギリセーフだったもんな・・。あとちょっと太かったらアウトだ。そしたら結局断末魔の苦しみを味わうことになるのかな・・。

それに鼻にカメラが入ったとしてものどを通過するときは?絶対苦しくない?ちょっとは苦しい?
ぶっちゃけどんな感じなん?
ほっ○ゃん。だったら知ってるのかな。あ、でも、ほっ○ゃん。は口から出しちゃうからなぁ。

猛烈な勢いで考えていると、鼻毛リトルギャングは内視鏡の先端をクネクネさせながら近づいてきた。

                              次回へ続く
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