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□■ 豊作の年代
2008/07/23 02:42
「トシさん、今日の練習会の後、例のヤツ、ご開帳しますんで是非見に来てください!」
「おぉ!今日ついにやるんだね。行く行く!今回は何ヶ月ぶりかな?」

この最初のセリフは、私が2~4年生の頃、年に1~2回、ほぼ定期的に、当時私達が住んでいた若葉荘で、私の一つ下の代のウエ○ラが各住人達に言っていたものである。

例のヤツとは、彼の部屋にある冷蔵庫のこと。
それは「開かずの冷蔵庫」と呼ばれ、掃除をした直後の数日間しか使われず、その後は冒頭のセリフが発せられる日まで、開けられることはない。

そう、「ご開帳」とは、半年~一年くらいの間、その冷蔵庫の中でずっと熟成され続けてきた食材達と、そこで繁殖・培養され続けてきた各種のカビ類および細菌類たちを、皆にお披露目することなのである。

その景観たるや、想像を絶するもので、
(お食事中にこの記事を読まれてる方もいらっしゃると思うので、詳細描写は控えるが)
庫内一面茶色、でもよく見るといろんな色。
とだけお伝えしておこう。
なぜその冷蔵庫を、掃除した後、普通に使わないのかは未だにナゾである。

このエピソードに象徴されるように、彼は非常に不思議な性格(ある意味扱いにくい性格)なのである。

彼(ウ○ムラ)やカ○イをはじめとする、私の一つ下の代のリーダーは、不思議な性格(ある意味扱いにくい性格)の部員が非常に多かったのだが、やはり一つ下の代というのは、自分にとって初めての後輩なので、まるで弟のように特別カワイイものである。
特に扱いにくい後輩ほど、よりカワイク思えてしまうから不思議だ。


そしてこの代は、ムサビダンス部史上、稀に見る豊作の年でもあった。


彼らが1年生の時で7組、4年生の時でも4組も試合にエントリーできるカップルが残っていた。
そしてその実力も、非常にすばらしいものであり、他の大学のこの代も、それは同様だった。
特にモダンでは電通大の檜山君、ラテンでは独協大の内堀君などがその代表格と言えよう。
彼らのスゴさは、今さら私がお話するまでもないが、わがムサビのこの代の選手達も、それに引けを取らない実力だった。

特にラテンは、当時他の大学から「ラテンのムサビ」と言われるほど。
今も部室にあるらしい、東部ラテン新人戦ムサビ団体優勝の賞状は彼らの代によるもの。



どこに行っても、扱いにくい後輩というのはいるものだ。
特にわがムサビダンス部では、それが顕著にあらわれることが多い。

扱いにくい後輩達を教えるのは大変だが、そんな後輩ほど、すばらしい成長を見せてくれることが多い。

私が彼らをちゃんと教える事ができていたかは疑問もあるし、大西先輩という素晴らしいお手本があったからだとも思うが、やはり大変だったからこそ、その成長がうれしく感じられるのも一塩なんだと思う。


今現役部員の人達も、これから「扱いにくい後輩」が入ってくるかもしれませんし、既にいるのかもしれません。
でも、そんな後輩ほど、根気よく頑張って教えてあげて欲しいと思います。

もしかしたら、ダンスのプロになるほど上手くなるかもしれません。

竹歳君や想田君もダンス部の問題児だったらしいですから・・・


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