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□■ 宵の船出
2006/12/12 08:08
 井原西鶴は一日で俳句を23500句作ったことがあるそうです。24時間休憩なしで3.6秒に一句のペース。普通に考えれば、五・七・五の17文字を書くのもまず無理でしょう。
 つまり井原西鶴というのは個人名ではなく、俳人のグループ名だということがわかります。
 10人グループなら36秒で一句。まだ辛いな。
 100人グループなら6分で一句。なんとかできそうな気がします。
 100人も集まれば、全員のまとめ役としてリーダーが必要でしょう。若手実力派のサブリーダーもいるはずです。
 また、「24時間耐久俳句の会」の会場を確保するマネージャー。参加費を徴収する会計。マスコミ対応に追われる広報。新規入会希望者を面接し、配属を決定していく人事。
「我々『井原西鶴』の実力を世に知らしめるのじゃー!」
 自らは第一線を退いた先代会長の号令で、24時間耐久俳句の会が開始されます。
 食事やマッサージの準備をするアシスタント。「若干、詠みのペースが落ちてきているようです。苦しいでしょうが、ここは踏ん張りどころですね」と識者の意見を述べる解説。「メッセージ届いています。井原西鶴のみんながんばれ! 千葉県・治面地良和くん、応援ありがとう」とFAXを読み上げる司会。ZARD「負けないで」、大事MANブラザーズバンド「それが大事」を流す音効。
 そして感動のフィナーレ。「☆23500☆」の電飾文字の前で号泣する井原西鶴たち。
 全員の努力の結果、冒頭の伝説が現在まで残っているのです。

 めっきり寒くなってきた師走、みなさんいかがお過ごしでしょうか。ジメくんに「まうログに参加しないと、例のあれに尾ヒレをつけてみんなに言いふらす」と脅迫された永遠のトイザらスキッド豊田しんけいです。屈辱的過去恥部をバラされたくないので唇を噛みながらモニタに向かっています。口の中が鉄の味です。
 長い前フリを書きましたが、要はこの「まうログ」も井原西鶴みたいになったらいいなという想いを吐いてみました。各々が自分のとるべき役割をしっかり見定め、進み、時にはお互いに助け合いながら一丸となって「まうログ」を大きく育んでいきましょう。
 やるからには僕も[ここ]のように閉鎖することのないよう頑張ります。

 さて、そうは言ったもののなにをするかな。

見送り人おらず宵の船出
 ひとり波に揺れる
漕ぎ出す闇に羅針盤もなく
 ひとり波に揺れる
夜空に浮かぶジメに訊く
「どうすればいいの?」
 キラ キラ
ジメは優しく笑うだけ
 キラ キラ
星を散らして笑うだけ
 ひとり波に願う
「ジメの車の中でカマキリの卵が孵化しますように……」

 さしあたり俳句ではなく、今の心境を表現したポエムを作ってみました。キャッ、恥ずかティー(棒読み)。
 こんな感じの脱力具合で、俺は羅針盤も海図も持たず独自の道を勝手にフラフラ進んでいきます。[ここ]のときみたいに誰の意見も聞かずに好き勝手にやらせてもらうぜ! みんな、俺についてこなくていいぜ! 低温やけどするぜ!
 末筆ながら井原西鶴先生、変に料理してごめんなさい。でも非常識な数字を放っといたあんたが悪いよ。
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