どうも!皆さん。
新しくリスタートした「まうログ」、楽しいですねぇ~(^_^)
3月後半のお休み期間は、なんだかんだいって淋しかったですからね。
やはり毎日楽しめるというのはいいものです。
今後もどうぞよろしくです。
さて、新しい流れには新しい話題で行きたいところですが、
僕は前回の続きがあるので、マイペースにそちらを書いていこうと思います。
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そんなこんなで、「車探し」というドライブを楽しみながらも2年生になり、夏には合宿で教習所にも行って合格し、自分の車が欲しいという想いが現実的になってきた。
それまでにいろんな車を見てきたおかげで、車種、年代、程度で大体の値段も読めるようになってきていたが、実は僕はある車にターゲットを絞りはじめていた。
「あの車なら僕の買える価格帯で見つかるはずだ...」
もちろん他のいろんな車も前回述べたようにそれぞれ魅力的で特徴もあり、それを買ったら...と考えるのは楽しかった。
しかし「本当に何を買うか?」と考えた時、その車の存在が日に日に大きくっていたのだ。
それは、いすゞのジェミニ!!
高校生の時から、いすゞのジェミニは好きだった。しかも当時現行車だった丸いジェミニではなく、あのイタリアの奇才・ジウジアーロがデザインしたという四角いジェミニだ。
この車と言えば、僕と同じか上の世代の人ならパッと思い浮かべるのが「街の遊撃手」というキャッチでおなじみのあのCMだろう。
クラシックの名曲に合わせて、カラフルで小粋なジェミニがパリの街中をアクロバット走行する有名なCMなのだが、これを見た時からこの車に魅せられていた。

また、いすゞという会社の持つ独特な雰囲気も好きだった。
高校時代の美術の恩師がビッグホーンのスペシャルエディション・バイ・ロータスという車に乗っていたのだが、この車がものすごくオシャレでカッコ良く、そのイメージが残っていたというのもあるだろう。
さらに言うと、実は僕が小さい頃、父親もこの初代のジェミニに乗っていたのだ。
やはり親子は似るということだろうか...。
ともかくこの「ジェミニ」に絞ることにして、それをいろんな先輩に伝えていた。
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ちょうど芸祭が終わった11月初め頃、想田さんから連絡が入った。
「おいジメ!青梅街道と府中街道の交差点にある車屋に、ジェミニが9万円で売ってるよ。見に行くか?」
....は、はい!!!
行ってみると、なんと自分が欲しかった薄水色でハッチバックのジェミニだ。
内装もスゴクきれい!!しかもマニュアル。
それでいて、車検が半年も残っているのにたったの9万。
そんな車がすぐ近くで見つかるなんて奇跡的!
・・・即決だった。
すぐにお店の人と交渉。
頭金として数万を入れ、11月末の僕の誕生日を過ぎてから免許を取りに行くので、
(夏に教習所で合格していたのだが、すぐ免許を取ってしまうと、その年の誕生日で1年とカウントされてしまうため、誕生日を過ぎてから免許の本試験を受けようと思っていたのだ)それまで車を店に置いておいてくれないか?と頼んだ。
お店の人は快くOKしてくれ、ジェミニには「売約済」が掲げられた。
つ...遂に車を持つことができる!!
しかも、自分が欲しかった車だ。早く乗りたくて待ち遠しくてたまらない。
誕生日が過ぎると早速免許の本試験を受けに行き、無事合格。
自分の家の近くに駐車場も借りて契約し、警察に届けたりする書類も全部自分でやって、遂にジェミちゃんを迎えに行く日を迎えた!!
お店の人にキーを渡され、車に乗り込みハンドルを握る。
嬉しさと初運転の緊張で、何が何だか分からない。
一緒に来てくれた想田さんが「落ち着け落ち着け」と笑いながら言う。
深呼吸をしながら、いざ発進。
ギアを1速に入れてゆっくり半クラしながら、アクセルを踏む。
ブブブブゥゥゥ~~~~~
??
・・・しかし前に進まない。
「ジメ、サイドブレーキ降ろしてないよ。カッカッカ(笑)」と想田さん。
横で見送ろうとするお店の人も苦笑い。
...今度こそと、お店の人にお礼を言い、ゆっくり青梅街道に出る。
「おぉぉぉ、青梅街道恐えぇ~~!!」
いきなりの広い2車線道路。
先導してくれる諸さんの車にヨロヨロついていく。
もう一度言うが、嬉しさと初運転の緊張で、何が何だか分からない。
それに加え「車の流れ」という恐怖がいきなりやってきた。
諸さんも初心者が通行しやすい道を選んでくれているし、横に座った想田さんも的確なアドバイスをくれるので何とかしのいだが、やはり慣れるまでは時間がかかりそうだ。
...しかし、
「ジメが車を買った」という話は一気に広まり、
早速「奥多摩にドライブに行く」ということになってしまった。
「エエエエ~~~、無茶ですよぉぉ~~」
という僕に
「大丈夫。諸もいきなり奥多摩だったよなあ!」
「そうでしたね~」
と会話をする想田さんと諸さん。
ここにアーさんやドライブ好きの有志が集まり、早速夜に決行の運びとなった。
どんなドライブになったか??
...大体想像はつくであろう。
「わ~~~!」
「ギャ~~~~」
「ひぃ~~~~!!」止まるブレーキの距離感がつかめない、コーナーで何速に入れればいいのか把握できない、切るハンドル、戻すハンドルの感覚が分からない....
搭乗者にとっては、本当にストレスの溜まるものになったはず。
奥多摩の途中、缶コーヒーでホッと一息をつく休憩の時に、
耐え切れずアーさんが「ジメ・・・運転かわるよ」と言った。
緊張から一気に解き放たれる感じ。
それは他の皆も一緒だっただろう。
その後は、スイスイ流れるようなクルージング....いや、ストレスを解消するようなレーシング走行だったかもしれない。(笑)
でも、疾走する自分の車に揺られながら、
助手席から「へー、この車はこんなエンジン音なんだ。こんな風に曲がれるんだ...。」と
いろんな観点でドライブを感じることができた。
ドライバーは、アーさんから想田さん、諸さんと交代され、
ジェミニは息を吹き返したように奥多摩の道を駆け抜け、小平に戻ってきた。
・・・早く自分も上手く運転できるようになりたい!!
その日から夜な夜な、ドライブの猛特訓が始まったことは言うまでもなかった。(笑)
もちろん特訓と言っても苦しいものではなく、自分の車を手にして走る喜びは何ものにも代え難い喜びであった。
そして徐々にドライブを楽しめるようになり、大勢の人を載っけて色んなところへ行くこの「楽しいドライブシリーズ」につながることになるのだった...。
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というわけで、楽しいドライブ(7)は以上です。(^_^)
車を持たない世代にぜひ伝えたい...そんな気持ちで、
今回「番外編」と称し、「車探し~購入~初めてのドライブ」を書いてみました。
いかがだったでしょうか?
車は意外に簡単に持てますが、皆で行った最初のドライブはホントに緊張しました~。
でも、すんごく刺激的でいい思い出です。
みんなこうやって最初はビビりながら運転して、徐々に上手くなっていくんですね~。
実は社会人になってからだと、車って持ちにくくなるんです。
現役のみんな、ガンバ!!(^_^)
ではでは。

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