2025/05/18 02:24
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2007/11/03 17:47
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どうも、皆さん。じめです。 ここのところは学生時代のドライブのお話をお送りしていますが、 今回はちょっと僕の愚痴を聞いてくださいよ。 ひどかったんです〜。 ----- 先週の木曜日から僕らはイタリアに旅立った。 「モンツァダンスフェスティバル」という試合のIDSF OPEN(*1)にエントリーしたためだ。 (*1:IDSFというアマチュアダンスの世界組織が主催する試合。世界各国で行われる。服装規定などはあるが、メンバーであれば誰でも参加できる。 これらにエントリーし、ポイントを重ねることで世界ランキングが決定される。 OPEN、International OPEN、Grand Slam OPENと試合の大きさによってポイントが付く規模が異なる。) かねてからイタリアに行ってみたかったということもあるし、あまりメジャーではない海外の試合で少しでも勝ち上がり、新たな経験をしたいという想いがあったからだ。 しかもその時期はロシアでGrand Slam OPENが、アジアではアジアインドアゲームズという試合が行われていたこともあり、このモンツァは狙い目の試合だった。 またイタリアは今ダンス界において勢いのある国だし、十分な刺激もあるだろうと考えたのだった。 それに“モンツァ”と聞いてワクワクしないF1ファンはいないだろう。 (正直、F1に関しては何でもなかったが...(^_^;;) そんなわけで計画し、行ってきた。 もちろん仕事的に厳しい時期で、やっとこさ空けて旅立つことができたのは言うまでもない。 フライトは成田から一旦フランクフルトに入りそこからミラノに飛んだ。 ミラノの空港からは主催者が有料でホテルまで送ってくれる。 行きはトントン拍子。良かった。 長いフライトのため体力を回復させるためにとった試合前日のオフ日にはミラノを観光。 なんとレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐がストライキでやっていないという悲劇にも見舞われたが、(予約制なのでどのみち見られなかっただろうけど)街中の観光を楽しんだ。 さて試合。 進行がやはりボロボロだったが、それなりの規模で地元TVも入っていた。 レベル的に準決勝には残りたかったのだが、残念ながら次点で逃してしまった。 でもなかなか良い経験ができたし、1カップルしかいないアジア人をモンツァの観客は興味を持って応援してくれたのが嬉しかった。 27.10.07-Monza IDSF Open Latin Result 明けて次の日はヴェネツィアを観光。 ...なかなかいい浜省写真が撮れた。(笑) しかしこの日の帰りから、イタリアの旅に暗雲が立ちこめ始めたのだった...。 まずはこのベネツィアからの特急・ユーロスターが遅れに遅れた。おかげでモンツァへの電車に乗れず、何時間もの間待たざるを得なくなり、モンツァに着いたのは既に夜の1時を回ってしまった。 モンツァはまあ言ったらかなりの田舎町なので、人は居ないわ店はないわで随分寂しい事になっている。 そんな中タクシーを呼ぶ。(イタリアではタクシーが待っているということはない。)あらかじめもらっておいたタクシーの連絡先には「24時間営業」と書いてあったため、安心していたのだ。 ・・・ところが、何回コールしても出ない。 ようやく出たと思ったら、どう考えても寝てただろうと思われる男が、「今はやってない」と言って切ってしまうのだ。24時間って書いてあるジャン! 仕方なく駅のタクシー乗り場に書いてある番号にかけてみたがもちろんダメ。 助けを求め、自分達の泊まっているホテルに電話。するといくつかのタクシー会社の電話番号を教えてくれた。 早速そこに電話する...が、イタリア語しか通じないのか、英語で話しかけるとすぐ切られてしまう。 ...困った。そこで電子辞書に乗っていた「タクシー1台呼んでください」というイタリア語を話してみた。 「プオ キャマールミ ウン タッスィ。 スタツィオーネ モンツァ。」 ...なんとか通じた。 数分後それらしいのが来たが、僕らはどちらの出口に来るか分からないため二手に分かれて待っており、来たタクシーに「ウェイト プリーズ」と英語で話しかけたところ逃げるように居なくなってしまった。 ....なんてこった!!! イタリア語しか通じないので、なんとかホテルの人にモンツァ駅までタクシーを呼んでくれるように頼んでみたが、なんとそのホテルマンは「自分でやれ。もし電話してもタクシーが来ないなら、それは法律違反だから警察へ行け」といって電話してくれない。 くっそ〜。それくらいやってくれよ!駅の近くにケーサツなんてないんだよ!! 参った。イタリアの夜は日本の12月くらい。寒い。 途方に暮れたが、何か行動を起こさないとマズい。 そこで、駅前で一軒だけやっている酒場に行くことに。そこは音楽がガンガン流れ、ちょっとした不良な若い男女、もしくは男性と男性がハグしながら飲んでいるようなところ。 そんな中を2人の日本人が分けて進み、バーのカウンターにいるお兄ちゃんに話しかける。 まずはエスプレッソを注文。それを飲み干すと交渉開始だ。 「ここにタクシーを呼んでくれないか?」 初めは彼もタクシーの番号を書いて渡してくれるだけだったが、その番号は前回と同じ結果だったので泣きつくように何度も「呼んでくれ」頼んだ。 しまいには、「40ユーロ出すから、誰かホテルまで俺達を送ってくれ!」 と紙に書いて見せ出したのだ。 そんな切羽詰まった日本人を見て哀れに思ったのか、そのバーの兄ちゃんが何度もタクシー会社に電話で交渉してくれ、何とか1台のタクシーが来てくれることに...。 「やったーー!ありがとぉ〜、グラッツェグラッツェー!」 彼にチップを渡し、外で待つこと10分。タクシーが到着!! 2時半を回る頃、ようやく僕らはなんとかホテルにたどり着くことが出来た。 「一時はどうなることかと思ったけどよかった〜」「やっぱイタリアはダメだな」 「ホテルに文句の手紙書いてやるっ!」 と言いながらもホッとしていたが...、 ・・・なんと、こんな事はカワイイと思えるような、もっと大きなハプニングが、 次の日に待ち受けていたのだ...。 (つづく) PR |


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