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□■ 「ほどほど」の効用
2007/08/31 22:47
あわわ、一日遅れの投稿です。
すみません。。。


つい最近、右目が腫れてしまったため眼科に行きました。
行ってみると、待合室は人でいっぱい。
一時間以上待たされ、とっても暇だったため、
待合室に置いてあった本を眺めて過ごしました。
私がたまたま手にした本は、
小説家の曽野綾子氏の『「ほどほど」の効用』というもの。
章ごとに、自分の作品の中から、
様々なテーマに添った一部分を抜き出してくる、
アンソロジー形式のものです。

その本を流し読みしていたんですが、
自分の心に響いたものがなかなか多く、携帯に書き留めておきました。
皆さんにもご紹介したいと思います。




*  *  *  *
誰のために、何のために働くのか■■■
 俺は、知的になろう、と思わなくなったのさ。というか、俺は能力のある人間だと思われない方がおもしろいような気がして来たのさ。末席こそ自由で、いい香りがする、と思うようになってしまった。

…………テニス・コート

*  *  *  *
善、悪、実、虚、私たちはすべてのことから学べる■■■
 誤解・偏見はいかなるものにもついて廻る。それを恐れていては、いかなることにも触れることができなくなる。私たちは現世にあることには、総て目を背けてはならないのである。

…………悪と不純の楽しさ

*  *  *  *
善、悪、実、虚、私たちはすべてのことから学べる■■■
「僕は、このごろ年だと思うのは、どんな運命も愛せるようになったことだな。悪く言えばどうなってもどうなっってもひとごとなのよ。よくなっても僕の力じゃない。悪くなっても僕のせいだけでもない。辛いこともあるけど、辛いのもひとつの運命だから」
「そうね、それは確かにそうだわ。だって他に生きようがないんですもの。どこへも行きようがないのよ。だって向こうは海なんですもの」

…………寂しさの極みの地

*  *  *  *



いやあ、なぜかこれらの言葉のひとつひとつが、
自分の胸にしみたんですよねえ。
他にも紹介したいのはいっぱいあったのですが、今回はこの3つで。
皆さんも機会があれば、読んでみてください。
詳伝社から出ていますよ。

さて、眼科から家に帰って来てカバンの中を見たらば、
入れた記憶もないのに、この本が入っていました。
よっぽど感激したのか、間違えたのか、
無意識のうちに自分の家に持って帰って来てしまったみたいです。。。
つまりこの本、今、私の手元にあるのです。                        
はからずとも借りパク状態。
今度返しに行かなければ…
そんなお間抜けな私なのでした。とほー。
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コメント
ところで目は大丈夫??

医者の待合室で出会う本、たまにいいのに出会うことあるよね〜。
しかし、持ってきてしまうとは...。
よっぽど衝撃的だったんだね。(^_^)
【2007/09/06 04:48
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