2025/05/16 02:07
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2007/08/02 01:00
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僕たちのドライブは圧倒的に夜に出かけることが多い。 そんなドライブは常に新しいポイントを探すわけではなく、目的地候補がいくつがあってそのどれかを選択し向かうのだ。 海、山、寺...とお伝えしてきたが、もう一つの選択に「都市」というものがある。 今日はそんな都市の中でも、武蔵野の荒野を開拓して幻想的な街が突如できたようなところ... そう、「パルテノン多摩~多摩センター」をお伝えしたいと思う。 パルテノン多摩と多摩センター、僕はあの異空間的な場所が好きだ。 と言っても真夜中にしか行ったことがないので、昼間に行くと印象は違うかもしれないが。 千と千尋の神隠しの冒頭で、千尋と両親がトンネルを通って変な街にたどり着いた時のことを思い出して頂きたい。 あの不思議な感覚。自分の中ではあんな感じに近い。 まずはじめに到着するとパルテノン多摩の階段を駆け上り、池があってまさにパルテノンのような柱がたっている場所に行く。 ライトアップされたその柱、それを映す水面...、そんな空間に入ると何とも不思議な気持ちになる。 そこで皆、しばしマッタリするのだ。 見渡すと何人かのカップルもいるが、この集団(僕ら)はそんなことお構いなし。 マッタリした後、その周りを喋りながら散策する。 そこをちょっと離れると、小高い丘の上なので多摩の街を見下すようなところに出る。 決して夜景が綺麗という場所ではないのだが、少し開放的な気分になるのだ。 近くの手すりに座って、やはりしばし談笑。 そうこうするうちになぜか手すりの端と端にチームで分かれ、バランスをとりながら手すりの上を歩いて進み、出会ったところでジャンケンをし、勝ったらまた進んで相手チームのところまで行くというゲームが始まる...。 ・・・子供か?(笑) しかしコレがなぜかメチャクチャ楽しい。 手すりを長く渡れるヤツには「おおぉ~」という感嘆の声が上がり、皆「負けるか」と再挑戦するのだ。 数十分もの間これをして楽しみ、ようやく飽きると今度は少し下に降りたところにある自動販売機にやってくる。 そこにはなぜか牛乳が売っており、皆でこれを買って飲む。 「やっぱここでは牛乳だよな」なんて言いながら...。 ...なぜ牛乳なのかはいまいちよく分からない。 が、その場ではやはり牛乳なのだと思ってしまう。 この行ったものにしか分からない連帯感。 これもドライブの醍醐味だ。 その後、歩道橋を渡って多摩センター側へ移動。 ここは真夜中だというのに店の周りのライトアップが明るく、まるでテーマパークのよう。 先程千と千尋の話を出したが、パルテノン多摩がトンネルの先にある所々遺跡が残った丘だとすると こちらはまさしくその先にあるあの怪しい街だ。しかも日が暮れてライトが点き始めた時の。 人は誰もいない。 この幻想的なライトアップはまるで自分たちだけのもののような感覚にとらわれる。 商業施設も割と建物がオシャレに出来ているし、階段を上ったりして探検をするような雰囲気も味わえる。またお店のバルコニーみたいなところにも出れたような気がする。 (ちなみにこの話はもう考えたら10年以上前の話なので、現在はこうはいかないかもしれない) とにかく僕らにとってここは夢に出てくるような場所で、ぼんやりといるだけでもいいと思えるお気に入りのスポットだった。 こういう場所ってのは、そこに住んでいたり、よく知っている人にとってみればなんてことない場所なんだろうと思う。 しかし何かを求めて走り回る僕らにとっては特別な場所なのだ。 それに普段何気ないような場所でも、ライトアップ次第で随分と雰囲気が変わる。 いや、変えることができる。 ...僕らは知らないうちに夜の建築物やランドスケープの表現方法を学んでいたのかもしれない。 きっと僕や諸さん、岡崎など、こういうドライブを散々楽しんで、現在設計やデザインの仕事に就いた者にとって、この経験は確実に役立っているんだろうなと思う...。 それは居眠りしながら出る授業よりも、貴重な時間だったのかも。 さて、このような都市のドライブは、ほかにも素晴らしいスポットがたくさんあり、たくさんの場所へ行った。 今後もそんなスポットを紹介していきたいと思っている。 ------------------------- p.s. この記事がアップされている頃に僕は沖縄へ単身で乗り込んでいると思います。 (会社固定の夏休みなんです。(^_^;; ) で、このまうログでみのりさんが書いてくれていた青の洞窟にも行きたいなぁ~~!...と。 どーか雨が降りませんように!!(>_<) PR |


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