楽しいドライブ編も遂に6回目になりましたね~...
今回のドライブは「岩井」です!!!
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岩井と言えば...そう!皆さんお分かりのとおり、ムサビダンス部の合宿が行われる場所。
この岩井(南房総市富山地区)は、舘山の手前にあり内房の海が広がるのんびりとした町。
海だけでなくちょっと陸側に入った途端に山の景色が広がり、
海好き・山好きどちらにもたまらない場所である。
また、南総里見八犬伝の舞台にもなった場所らしい。
海岸近くにはたくさんの民宿があり、今や大学生や高校生にとって合宿地のメッカでもある。

ムサビのダンス部が合宿の地にこの岩井を選んだのは1993年。アーさんが部長だった年。
僕が1年生だった年だ。
幹部までは各駅停車の内房線に乗り、ゴトゴトと揺られながら電車で行った。
これはこれで楽しかったが、4年生からは車で岩井に向かうことになる。
当時の岩井までの道のりは、高速を終点の木更津まで走り、そこから先は国道をひたすら走った。
君津の街を抜けるまでは2車線道路なので快適なのだが、
その先は1車線になり、車は渋滞の中を進んでいくことになる。
しかし、そのゆっくりとした車中から見えるピラミッド型のパチンコ屋、
山の向こうに見える大仏、田舎にありがちな看板...など、
見えてくるものすべてがすべて新鮮で楽しい。

それに少しずつ渋滞が解消され、車が走るようになってくると、
木々の緑やチラホラ見えだす海がたまらなく気分を盛りたてるのだ。
今から始まる合宿生活を思うワクワク感もともなって、このドライブは最高のものとなる瞬間だ。
また帰りも楽しい。
合宿無事終え、月曜にたんまり海を堪能し、車でいらっしゃった先輩たちと共に、
僅かに残った現役生を連れて出発。

湾岸に広がる工業地帯を横目に会話を楽しみながら夜の渋滞をくぐり抜け、
必ずと言っていいほど君津のデニーズに立ち寄って夕飯を食べるのだ。
バラバラに帰ったはずなのに、偶然にもこの君津のデニーズでまた出会った...
ということもあったくらい、車で帰る組はここで夕飯を食べる。
そして2時間ほど談笑して、また高速に乗るのだ。
ドライブには「恒例」というものが付き物。この合宿帰りにデニーズは外せない。
何年かすると、岩井までの道のりで「山道」を使うことを僕らは覚えた。
木更津を降りた後、君津の街には行かず、そのまま山の方へ入っていくのだ。
山道には渋滞といったものは皆無。
もともと曲がりくねった道が大好きであるし、新鮮な空気、蝉がミンミン鳴く中を
進むのは快適この上なかった。

またこの辺の山は、山の中にもかかわらず、稲作をしているところが多く
そんな中を滑るように進むのがなんだか懐かしかったのは、
僕の故郷にどことなく似ているからかもしれない。
とにかくマザー牧場の近くを通り、鋸山を眺めながら、
僕らは渋滞知らずで岩井まで到着できるようになった。

(想田さんはちょっと先の三島湖や豊英湖を眺めながら、
イチローは大山千枚田に寄ったりと、山の名所を楽しみながら来る人も多かった。
車を使うOBが楽しみながら合宿地まで来れるというのは、大変いいことだと思われる。)

もちろん帰りも、渋滞を避けて夕暮れの山を走る。
今度は日暮しの声が響き渡り、合宿という夏の一大イベント終わってしまった寂しさと相まって
泣きそうな気分にさせてくれる。

徐々に暮れていく山々。
暗がりの中ではマザー牧場の観覧車が綺麗だった。

そんな山道を使った帰りでも、やはり君津のデニーズには寄った。
恒例過ぎて、ここに寄らないと夏合宿が終わったという気がしない。
そうしていつものように談笑し、夏合宿最後の夜は更けていくのだ...。
さて、今年。
木更津までしか通じてなかった舘山道が、遂にその先までつながった。
岩井まで千葉市内からなんと30分強で着いてしまう早さ。
・・・非常に快適で便利になった。
岩井に行きたいと思ったら、夏合宿でなくても「行ってもいい」と思える早さだ。
ただ、手軽に行けるようになった喜び反面、ちょっとさみしい気もする。
「楽さ」を手に入れると、どうしてもそっちを選択してしまうのが人間の性だ。
もうあの山々をわざわざ通ることはないのだろうか。
みんなでデニーズに寄ることはなくなるのだろうか。
そんなことをふと考えてしまう今日この頃だった。
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やはり時間があるなら、ゆっくり一般道で行くのがいいんでしょうね~。
僕的には夏合宿とは別に、実は一度も中に入ったことがないマザー牧場や鋸山などを観光しに行ってもいいかなぁ...、と思っています。
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