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□■ 気分は山手お嬢様
2008/08/11 00:04
こんにちは、みなみです。

現役は今日から合宿ですね!
今年は私も行きますよ!

そういえば先月、患ったぎっくり腰からも復活しました。
靴下が普通にはけるって、なんて素晴らしいことなんでしょう。
整体に駆け込み、生まれて初めての針治療をするはめになったりしましたが
これが痛みにものすごくよく効いた!
新しいものを知るって素晴らしい…
いつもアップデートされているひとでいたい、
と思う今日この頃です。

そのためには趣味もいろんなカードを持っていたいなあ、
というなかで、わたしの趣味のひとつに
「歴史のある建築でお茶しよう」
というのがあります。

歴史のある建築物に喫茶室があったり、
すぐそばに併設されていたりする事があるんですが、
街の中の喫茶店とは全く違う落ち着いた雰囲気や、
その土地の空気を感じられます。
東京近郊で、遠くへ出かけずとも旅気分になれるのも
おすすめです。

特に、横浜山手地区は日帰りで気軽に行ける場所。
少し前に行ったのですがご紹介させて頂きます☆

横浜山手地区は横浜の代表的観光名所のひとつ。
ここは横浜開港期に外国人の居留地だったところだそうです。
関東大震災で当時の建築は多く焼失してしまったそうですが、
は大正末期から昭和初期にかけて建てられた洋館の数々が、
移築もしくは復元されています。

この近辺には7つの代表的な洋館があるのですが、
今回は喫茶室のあるエリスマン邸を訪れました。

渋谷から東急線で一本の元町・中華街駅で下車。
地元っぽい商店街なのですが、そこは横浜山手。
お洋服のお店が軒を連ね、ファッションの街としての歴史を感じさせます。
道を丘の方へと上っていくにつれて、
閑静な住宅街へと変わる町並み。
ベランダにあるいきいきとした赤い花のプランター、
既製品ではない玄関の表札、どこからか聞こえてくるピアノの音…
どのお家も、そこはかとなく暮らしの豊かさとゆとりを感じさせます。
ああ、山手のお嬢様に生まれていたらどんな生活をしていたかしら…
と乙女な妄想に浸るのでした。

ひとしきりの妄想も終わる頃、丘の上につくと目の前に
今回のお目当てのエリスマン邸が。
でも団体さんで混んでいるようだったので
お隣にあるべーリック・ホールに寄り道。
ベーリック・ホール外観
べーリック・ホール(旧ベリック邸)
設計:アメリカ人建築家J.H.モーガン(1930)

もとはイギリス人貿易商 B.R.ベリック氏の邸宅。2000年まではインターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されていたそうです。 こんなところに平成になって住めるなんてなんて素敵な…!
横浜市の所有の建築なのですが、施設の貸し出しも行っていて、
この日はピアノとフルートの演奏がされていました。
外からワンちゃんと一緒にのぞいている人。
うーん、こんなシチュエーションも絵になるのは横浜のなせる技でしょうか。
ピアノの音色
中には市民の方が作成した素敵なフラワーアレンジメントが
要所に飾られていました
アレンジメント

洋館の空気を満喫して、
いよいよエリスマン邸へ。
エリスマン邸
エリスマン邸
フリッツ・エリスマン氏(生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人)邸宅
設計:アントニン・レーモンド(1926)
この人はフランク・ロイド・ライトの助手だったそうです。

まさに、白亜の洋館。
金髪の女の子が駆け出してきそうです。

エリスマン邸・ホール
エリスマン邸・ラウンジ
ここでもピアノの発表会が行われていました。
(写真は撤収後ですが…)
100年近く前に作られた建築ですが、移築されたりしながら
市民に大切にされているのがわかりました。
ただ保存するだけが大事にする事ではなく、暮らしの中で必要として、
活かしてあげる事が建物を維持していくことなんでしょう。
いくら丁寧に保管しても、使われないものは古びていく。
大事に長く使う、というのはものに限った事ではなく、
建築もそうなのですね。特に、思い出を作る場所ですから。

ここに住んでいたエリスマンさんは家族とピアノを演奏したりしたのかな、子供はバイオリンとかだったりして、奥さんは美しいソプラノで歌ったり。最期の時には病床から「あの曲が聞きたい…」とかいって、長い間確執のあった娘の演奏する曲を聴きながら息を引きとるとか…ああみんな泣かないで!
…と妄想がだいぶ暴走してきたので、頭を落ち着かせる為にお目当ての喫茶室に。
エリスマン邸・喫茶室
窓の外には青々とした緑と横浜の町並みが見えます。
近隣の奥様たちが切り盛りをする喫茶室。
お店というよりかは、友達の家に遊びに来て、素敵な奥様にお茶をだしてもらっている…という感じでした。
最初は窓際の席ではなかったのですが、席が空いたところで「窓際が開いたので良ければあちらへどうぞ」と移動させてもらいました。
スタッフの奥様たちが世間話とかもしてたりしておもしろいのですが、
気遣いがさりげなく、ここち良い空間でした。
もとは厨房だった部屋のようで、そんなに広くはないのですが
初めていってもなじんでしまうというか、落ち着ける場所でした。

旅に出る暇はないけど、半日だったらあけられるかな〜
という日の午後のお出かけにおすすめです☆

※閉館が早めなので、それだけお気をつけて!


次回も引き続き建築とお茶レポート。
池袋にある自由学園明日館の予定です。


[周辺おすすめカフェ]
■えの木てい
エリスマン邸向かいにあるカフェ。
食事もできますが、シフォンケーキがおすすめです。
焼き菓子が有名みたいです。ここも雰囲気抜群です☆
えのき亭

えのき亭・シフォンケーキ


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