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□■ 旅1完
2007/03/25 21:28
みなさまこんばんは。
まずは、2日遅れての投稿になってしまったことをお詫び申し上げます。
言い訳をいたしますと、昨日まで卒業旅行に行っていたのですが、出かける前に順番数えていて、どう数え間違えたのか今日だと思い込んでしまっていたため、予約せずに行ってしまっていたのです。すみません。お許し願います。

さてさて、3回に分けてお送りしてきました国内旅行日記ですが、今回最終回です。

しまなみ街道約70Kmを自転車で走りきり、本州は広島県に入った私、時間はちょうど昼食をとるような頃だったが、炎天下の中もくもくと自転車をこいでいた私は、まだ胃が食事を受け付けない状態。尾道から広島に向かう電車の中で休息し、広島で広島風お好み焼きを食べようと電車に乗りこむ。実はこの広島、今回の旅の唯一と言ってもいい目的があった。原爆ドームと平和記念公園にある資料館に行くことである。これは、「見たい」というより「見なくてはいけないもの」だと以前から思っていたのだ。到着してもまだお腹の減らない私は、先にそちらを見に行くことにした。平和な日本に生まれ育った私にほ、想像を絶することが、たかが60年ほど前にこの地であったことを思い知り、なんともいえない気になった。ここでは海外からの観光客も多く見られ、その場には不謹慎にも感心してしまったりもした。
さて、気分は気分でもお腹はお腹。いよいよ広島風お好み焼きを食べに行く、新天地という繁華街の一角にお好み焼き屋が集まっていたので、ちらちら覗きながら、感じのよさそうな店に入って、スタンダードなそれを注文。値段もわりにボリュームがすごく、食べ終わると店主が「よく食べたな!あんまり一人で食べにくる人いないからさ、食べきれるかなって心配だんだよ。」と。「おいおい。先に言ってくれよ‥‥‥。」(心の中)お腹はパンパンに膨らんだ。もちろん味はいうまでもなく最高だった。

時間も夕方になり、今度は宮島へ向かう。広島からちょっと行った先の駅からフェリーが出ているのだが、なんとこれはJRが運行していて、青春18切符で乗られるという。たった130円の往復分だったが、とてもうれしくなりいざ宮島へ。フェリーの上からもすでにあの大鳥居は見えるのだが、島の降りて近くまで行くと、その迫力と美しさにハッとなる。見とれている間に徐々に日も落ちていき、これまた違った表情を見せ、いつまでも私の心をつかんでいたが、その日のうちに九州に入りたかったので、名残惜しかったが、宮島を後にする。帰りのフェリーからは、本州側の山の方から花火が上がっており、海の上で揺られながら見る花火に贅沢な気分を味わっていた。

また電車に乗り込むと、その日はもうひたすら電車に揺られるだけである。青春18切符もだいぶ有効的に使いながら日付がもうすぐ変わる頃に、北九州の小倉に着いた。
ここには知り合いがいないため、駅前の漫画喫茶に入る。今の漫画喫茶事情は、びっくりするくらい進んでいて、その店はナイトパックというプランが、22:00~8:00まで1500円ほどだった。フリードリンクはもちろん、シャワーまでついているし、座席も座敷みたいに、靴脱いで上がれるものまであって驚いた。というように、快適に漫画喫茶で過ごし、翌日は下関と海峡を挟んで隣り合っている、門司港という小さな港町に足を運ぶ。

あまり有名ではないかも知れないが、明治時代から昭和の始めまで、港町として栄えたこの町は、「門司港レトロ街」と謳っているだけあって、昔情緒また異国情緒あふれていて、小さいながらとても楽しませてくれた。バナナの叩き売りの発祥の地っでもあるらしく、いたるところでバナナ、またはバナナ味の~が売られており、お土産もバナナにちなんだものが充実していた。

港から目と鼻の先に見える下関へは、地下道を歩いて行くことができる。同期のよしこはここの出身で、お昼過ぎまでやっている市場の情報を前日彼女からメールでゲットしていたので、早速行ってみる。私の最大の目的はふぐである。下関とうえばふぐ。私はそれまで一度も食べたことがなかったのだ。ちなみに、現地の人たちは「ふく」と濁音をとって呼んでいる。これは「福」とかけているのだそうで、地元の名物にそういったありがたみを込めるなんて、とても素敵なことだと感じた。
さてさて、いよいよ食べようと思うのだが、刺身、すし、汁、てんぷらのように揚げたものなど、調理の種類にも富んでいた。いま挙げたものはすべていただいたが、どれも美味であった。淡白なのに深みがあり、後味はさわやか。ご当地、新鮮ということも手伝ってか、最高の魚ではないかと思ってしまった。

夕方、また門司港に戻った私は、ぶらぶらとしていると、港になにやら音響機器が準備されているところだった。聞いてみると、夜にジャズライブが行われるという。なんという幸運。少し時間を潰し、ビールを買ってさき程の場所へ行くと、程よく人も集まり、そろそろ開始というところだった。ジャズの生演奏とビール、海からの心地よい風すべてに酔い、最高の夜だった。

青春18切符は、途中金券ショップで残り一回のものを買い足していたので、あと2回分、小倉から一日では帰れないので、途中また京都で友人にお世話になって、もう帰ろうかなという気分になっていた。

門司港が気に入った私は小倉にもう一泊し、もう一日門司を散策してから、思った通り京都に立ち寄り、友人に土産話を聞かせながら、心行くままにビールを飲み、翌日東京へと帰って行った。

               完

               
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