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□■ 実業と虚業 〜バブルとサブプライムの時代〜
2008/11/21 18:34
さて、皆さんこんにちは!前回はまうログの記事が書けませんでした。

どうしても内容のあることを書きたいと思い、明日書こうとか思っていると

次の日にはまたその日にやらなければならないことが発生する•••。

そんなこんなの最近でした。

なので、その日のことはその日に澄ますようにしようと思います。

(といいつつ微妙に遅れですが)

今回は以前、まうログで夢導くんが日本のバブル期(80年代後半~90年代)と

その後と現在のサブプライムについて書いていたので、ボクなりの

アンサーログとして書いてみようと思います。



<サブプライムって?>

実はサブプライムとはどのようなものか少し前までよく知らなかったのです。

なのでちょっとネットとかで調べたところ•••

優良顧客(プライム層)に貸し付けられたローンに対し、信用度(債務に対する

返済能力)の低い人(サブプライム層)向けのローンから発生した言葉。

そんな人に金融機関がなぜお金を融資するかと言えば、購入予定の住宅や不動産

などの値上がりを見込んでそれを担保としてお金を貸し出すということ。

あくまでも住宅や不動産が値上がりすることが前提。銀行や金融機関それらの

貸し出し資金の調達のため、様々なファンドや金融商品を作って投資者向けに

販売していた。しかしその後住宅バブルがはじけ、この住宅ローン証券を組み

入れて世界中に販売された金融商品にも影響を与え、世界中の経済がその余波を

受けている。



<バブル?>

1637年に起こったチューリップバブルが世界最初のバブル経済事件だそう

です。当時オランダで珍しい品種のチューリップの球根に人気が集中し、

異常な高値がつき、その後その後価格は100分の1以下にまで下がり、

オランダ諸都市は混乱に陥ったとのことです。。


ボクが大学を出て初めて就職したころはちょうど日本のバブル景気の頃でした。

でも良くバブル伝説に言われるような、タクシー使いたい放題。経費使いたい

放題、残業代で稼ぎまくり!な〜んてことはなかったです。



<虚業と実業>

この場合、虚業とは形の無いものを指しているのではありません。

自分が良く理解していないでなんとなく世間の雰囲気に乗っかるという

ことです。日本のバブルが弾けた後、トヨタ自動車は、資本力(貯金)、

市場シェア(価格決定権)、自前生産(仕入れコストの安定)、自前販売(販売価格の

安定)、無駄なコストを削減する会社の体質(節約)などのせいか、一瞬従業員の

給与が下がったがその後、更なる飛躍をして今や世界のトップ企業になって

います。ボクの当時の印象としては、バブルが弾けた後、世間に売られている

いろいろな物の値段がほとんど全てが急激に安くなっていったのに

(トヨタ)自動車は、(ビッツ等の)価格の安いラインとかが新発売されたが、

例えばカローラやクラウンなどの既存車種は、他の業種の値下がりに比べ、

ほとんど値段が下がっていなかったと思います。


バブル当時、多くの企業は、不動産が大きく値上がりしていたので、銀行からの

融資も受けやすく、本業(実業)をそっちのけで不動産投資(虚業)をして資産形成

をしていたところが少なくなかったと思います。バブルが弾けた後は不動産価格

が急速に値下がりし、本業よりそちらでハマってしまった所が多かったのでは?

と思います。今のアメリカのサブプライムの状態とよく似ている気がします。

最近の中国のおもちゃ企業が立ち行かなくなった原因もアメリカのサブプライム

の影響で輸出が減ったのもありますが、少し前の株式投資(虚業)の損失が大きく

影響しているという話もあります。


虚業が全て良くないと言うつもりはありません。

株式市場はこれから伸びそうな企業の人気投票(?)で値段が日々変動し、それらの

お金で企業は活動しやすくなる場合もあるからです。

その際、注意すべきは、この行為(虚業?)が投資であるか投機であるか自分で

しっかり認識していることかと思います。

投資とは比較的長い期間にお金や時間を使い、自分(や会社など)の今後のスキル

を磨いたり、資産を増やすこと。対して投機は短期的(長くても1〜2年程度?)に

今後の値上がりを見込んで様々な商品や金融商品を売買すること、

と思っています。


リスクを十分理解して余剰資金で行い、またそのものの本来の適切な価格を判断

できたり、売り買いの時期をある程度、適切に判断、決断、行動できるならば、

それは実業になりえるかもしれません。


また、Web関連やサービス等の形がないビジネスが虚業という訳でもありま

せん。形が無いからといってインターネット関連やソフトウエアの需要がすぐ

なくなるとは思いません。むしろ私たちの現在の仕事や生活にとって必要不可欠

と思いますので実力や品質に対して価格のバランスが適切であれば、実業と

いえると思います。それが、実力や品質を過剰評価し、人気投票的に値上がり

しそうだからとりあえず買っとく?(投機)的な裏付けのない世間的な雰囲気に

よる高値は、虚業といえると思います。


なので、自分自身にも最近よく問いかけています。

これは、実業なのか?虚業なのか?

自分は今の状況に対して適切に説明がつくだろうか?

値段と品質実力のバランスは、自分にとって世間一般的にも適切だろうか?


こんな考え方をしっかり持つことにより、需要が多いといって自分の実力を

過信しすぎず、自分を見失わないことに繋がりますし、逆に世間一般が安い相場

でも自分の価値を安くしすぎることが防げるのではないかと思っています。

私自身も試行中ですけどね。

今回は少しかためで、とりとめのない文章になってしまいました。(^◇^;)>


※あくまで私見です。間違いやいたらない部分はご指摘お願いします。
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コメント
アメリカの場合、返済能力が低いよりも、責任感が低い又は無いので大変です。
借りた物は返すとか、コツコツ借金返すとかいう観念はないので。無い物は無いから返せない、あっても返したくないから返さない。リファイナンスを繰り返して、最後には自己破産申請して、貸した方が悪いという理由で家や車はキープとういのが一般的ですね。

【2008/11/25 03:44
WEBLINK [ ] NAME [ おやいづ #2ef7fc6789 ] EDIT
ふーむふむ。
時代を見極める目が、重要ということですね・・・。

「虚業」という言葉、
初めて知りました。
お金持ちの人達が、生活するお金以外の有り余ったお金で、マネーゲームに興じていると聞きます。僕の生徒さんにもいらっしゃいます。

僕は、身体が動くうちは正に肉体労働「実業」家 として頑張りたいと思います。

モンテスキューさんが言った
「神の見えざる手」
は、この時代、もう既に機能していないように僕には思えてなりません。
【2008/11/25 23:33
WEBLINK [ ] NAME [ 大五郎 #2ac029c168 ] EDIT
おやいづー>
責任感か。そうだよねー。現在アメリカで自由の女神に対して、責任の女神を建造しようという活動があるってききました。貸す側、借りる側双方がもう少し長期的に経済活動をしていくよう仕組みを作っていかなくては、くりかえし、似た状況が発生しそうだよね。

大五郎くん>
神の見えざる手(個人による自分自身の利益の追求が、その意図せざる結果として社会公共の利益を有効に増進させる)という解釈でいいのかな?
たぶん、利益の追求(収入)の前に、購入が可能(ローン)の仕組みが現在の経済の中にはあって、本来は未来のお金であるべきものを無計画に先に使ってしまっていることが今の世界の経済状況に繋がっているのかもしれませんね。

お二人のコメントを読んで、
当たり前のことかもしれないけど、正しいお金の知識を持って、計画的にお金を使う(購入、運用)クセをつけることが大切だとわかりました。ありがとう!
【2008/11/26 08:02
WEBLINK [ ] NAME [ カワイ。 #9853f14005 ] EDIT
カワイさん

んーー。分かります。
これは実業なのか虚業なのか...
お金を手に入れるための労働が、何だかムズカシイ方向へ行ってますよね。
うまくいけば、簡単にお金が増える。
でもそんな状況になったら自分がダメになりそうです。

僕も常に値段と実力バランスを見極めるようにしたいです。
【2008/12/10 18:35
WEBLINK [ ] NAME [ じめ #8d387557c9 ] EDIT
じめくん>
お金との付き合い方、人との付き合い方。どちらもボクらが生活していく上で重要な要素ですね。どれか一つではなく、やはりバランス感覚が重要かもしれませんね!
【2008/12/22 07:09
WEBLINK [ ] NAME [ カワイ。 #9853f155d4 ] EDIT
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