忍者ブログ
□■ [PR]
2024/11/01 10:08
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


CATEGORY [ ]
pagetop
□■ 日本のアマチュアラテン
2008/07/29 23:58

さてさて、前回はブラックプールの模様をお伝えしましたね。
いかがだったでしょうか?

(それはそうと、誰かマジでスタンダードのこと僕の代わりに書いてくれないでしょうか?「書いてあげるよ」って人、待ってます!(^_^))



さて、では今回は国内の、しかもアマチュアに関してお話しましょう。
(相変わらずラテンです)

自分が関わっている分、詳しく書けそうでうまく書けるのか分からない...
複雑な心境ですが。(^_^;;


まず書いておかなければならないことがいくつかあります。
このアマチュアはプロよりも、ある意味流れが早いので...
過去も含めてちょっと整理してみましょう。


僕が学連を卒業してアマチュアに挑戦した頃、
アマチュアのトップには、
内堀組(独協OB)、大秋組(一橋OB)、菅野組(電通OB)、岡元組(筑波OB)、久保組、安岡組といった名だたるメンバーが占め、拮抗した実力を如何なく戦わせていました。
見てもらって分かる通り、学連卒の先輩が多く、年齢も20代後半~30代のサラリーマンがほとんどでした。

またそれを狙うクラスにも、加藤組(神戸OB)、前田組(東大OB)など、ちょっと若い学連卒の先輩が名を連ねていました。

しかし僕が全日本クラスの試合でファイナルに残れるようになった2002年までの間に、少しずつ様子が変わってきたのです。
まずは岡元組、久保組、内堀組...と憧れのトップ選手が引退。フロアから去りました。
そして瀬古組や石原組の存在。
彼らは幼少のころからダンスを習い、ダンス1本でやってきた子達。当時は高校生くらいだったと思いますが、その素晴らしい身体能力を生かし、ファイナルの常連になり、いつしかトップを獲るようになっていきました。

菅野組も引退した翌年、その瀬古組や石原組が海外で修業している時に、僕は何とか全日本のチャンプにはなれたのですが、幼少時からダンスを始めた新たな若い選手が次々と登場します。

まさしく自分は、アマチュアダンス界が大きく動く切り替わるところにいることが分かります...。

そんな流れを踏まえた上で、現在活躍している選手(ここ1年程でファイナルに入ったことのある組の一部)を紹介してみましょう。

・正谷組(西部)(20代半ば)
 長身でナイスガイなリーダー(2世)に、元石原君のパートナーの斎藤愛ちゃんのカップル。
 ナチュラルなボディムーヴメントが魅力のダンサー。

・森田組(東部)(10代後半)
 高校生のカップル。リーダーは2世。若さがあふれるスピードが特徴。

・久保田組(東部)(20代半ば)
 双子のカップル(2世)。僕らでは理解できないような「あ・うん」の呼吸ピッタリな踊り。

・久保田組(北海道)(10代後半)
 兄弟のカップル。高校生。背は小さいものの、パワフルな動きが特徴。

・瀬内組(中部)(20代半ば)
 ナイススタイルの2世カップル。大きく華やかな動きが特徴。

・鈴木組(東部)(10代後半)
 兄弟のカップル。高校生。若さあふれる元気な踊りが特徴。

・夏見組(東部)(30代半ば)
 リーダーはダンスパブ経営。パートナーは明治大OG。パワフルでストロングな踊りが魅力。

で、ここに治面地組を入れてもらえれば...と思うんですが。(^_^;


さて、どうですか?
時代が大きく変わったなぁと思いませんか?
・学連卒はジメ組と夏見組のパートナー以外居ない。
・ほとんどが10代~20代半ば。
・ほとんどが2世で幼少からダンスを開始。
・20代がいるとはいえ、ジメ組以外は会社勤めのサラリーマンが一組も居ない。

・・・いかがでしょう。これが今のアマチュアのラテン界です。
(ちなみに、スタンダードもラテン程ではないもの、やはり同じような状況になりつつあります。)

そして今挙げただけでも8組居ます。
ラテンのスタイルが随分自由になり(...もちろん基本のベーシックは変わってませんが)
ジャッジの見方も様々なため、試合によって随分結果が変動します。
しかも上の8組の中に全日本クラスの優勝経験のある組は(インターの日本人トップ成績を含むと)
なんと5組も居るのです。

見る方にとっては「面白い」と言えるかもしれませんね。
もちろんやる方にとっても刺激的です。

ただ、学連卒としては少々寂しい気もします。
プロで活躍する選手は、まだ学連卒も多いですが、
仕事と両立させてアマチュアに挑戦し、活躍する子が出て来てくれることを願ってます。

(そういえば、豊島君(理科大OB)が居ますね。
 彼はファイナルに入るようになったと思ったらカップル解消をしてしまったのですが、
 新パートナーとTAKE氏に習いながら頑張っていると聞きます。期待です。)



さて、現在のアマチュア・ラテン状況、いかがだったでしょうか?


もし興味を持たれたら、ぜひ試合観戦に来てくださいね!
試合会場でお会い出来ることを願っております。(^_^)


ではでは。



PR

CATEGORY [ ジメさんの「この頃のダンス事情」 ] COMMENT [ 3 ]TRACKBACK [ ]
pagetop
<<さいきんのげんえき | HOME | 合宿!!!!>>
コメント
私のところに一昨年&昨年の夏全チャンピオンがレッスンに来ていますが、彼らは近い将来必ずアマチュアのタイトル争いに加わってくると思いますよ。
学連時代から常に優勝に絡んできたような選手はダンスに対する情熱もハンパないです。
仕事&練習のペースさえ掴めれば、このジュニア選手全盛の時代でも十分に戦えます。
仕事が忙しくて練習できない、というのは所詮ダンスに対する情熱の度合いによって克服出来る問題ではないでしょうか。
当然それは私達プロフェッショナルも同様です。
【2008/07/30 17:49
WEBLINK [ ] NAME [ TAKE #56a141d4ba ] EDIT
ジメが卒業してアマ戦に挑戦し始めたころ、ちょうど私は当時のパートナーのグロちゃんが妊娠。それからずっと競技会から遠ざかってしまいましたので、ちょっと驚きです。

まさかこんなに若い選手ばかりが今のアマラテンのトップを占めているとは。
たしかにあの当時の10代カップルは安岡組くらいで、そっちの方が珍しかったもんね。

でも、やっぱりアマのトップに学連OBがほとんどいないというのは、ちょっと寂しい感じがします。
今後のジメと、竹歳の教え子達に期待です。

竹歳の言うとおり、ダンスへの情熱でジュニア世代に打ち勝ってほしいものです。

ただ、逆に情熱が強すぎるとプロになってしまうのかな・・・・
【2008/08/01 02:06
WEBLINK [ ] NAME [ トシ #2a136fcbb3 ] EDIT
>TAKE氏
確かにあの2組には期待ですね。

「仕事が忙しくて練習が出来ない」というのは、確かに言い訳だと思いますね。
前から言ってますが、どんなに夜遅くなっても練習は可能です。(練習場が終わっても公園があります。)それに慣れることですね。(^_^)

社会人ダンサーがんばれ!!

>トシさん

プロだから=情熱がスゴイ...というわけでもないと思います。(^_^)(色んな人がいますからね)

TAKE氏の言うように、情熱はアマもプロも変わりません。

ぜひ、学連を終えても続け、仕事もダンスも極めたいという人がジャンジャン出てきてほしいですね。

そして年齢ごとに踊り方は変わると思いますが、それぞれ良いものが見せられると思うので、僕を含め頑張りたいです。(^_^)
【2008/08/06 01:36
WEBLINK [ ] NAME [ じめ #51151be711 ] EDIT
コメント投稿














pagetop
trackback
トラックバックURL

pagetop
FRONT| HOME |NEXT

忍者ブログ [PR]