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□■ ピーターとウェンディ考察論02
2007/01/07 23:35
こんばんは、マヤです。
昨日親元から戻ってきたら
翌日が自分担当で度肝を抜かれました。
まずいまずい。

*********
それはさておき、コラム二回目です。
前回はピーターとウェンディの物語冒頭の
掛け合いについてお話ししましたが、
今回はピーター自身にスポットを当ててみたいと思います。


彼ははじめからネバーランドに
住んでいた訳ではありません。
実は子供の頃
乳母がひくベビーカーからおちてしまい、
そのまま七日間這い上がって来れないと
罰としてネバーランドに連れてかれてしまう
迷子男の子達の筆頭なのです。
…罰って…
(これに対してウェンディが
「面白いんでしょうねぇ」と
コメントするのにも驚きですが)
しかも女の子は賢いから転げ落ちる事はなく、
ネバーランドには女の子はいません。

大人になれない男の子たち…
俗にいう「ピーターパン症候群」に
あたります。アメリカの心理学、
精神科学者のダン・カイリーという人が
提唱した言葉ですが、
本来の意味はこうです。
「自分の事ばかり熱中し
家族や友人などの他人を尊重する事に欠け、
相手を自分と同等の人間と認識できない人物」


要するに仕事よりも遊ぶ事が大好きな男性を
指すのではなくて、仕事ばかりで
家庭を顧みない男性がこれにあたるのです。
若者を「このピーターパンどもが」とののしる
ビジネスマン方々が逆にそうである場合が
日本では多く見られるのではないでしょうか。

よく言えば自由気ままで
しかも自分の想い通りにいかないと
折り紙付きでやりかえす。
(現にピーターパンはウェンディが
大人になろうとネバーランドを
去ろうとして憤り、その勢いで
大人達、つまりフック達を殺しています)

これだけ書けばおそろしいかなピーターパン。

しかし自信をもちながら自分のやりたい事を
恐れなしにやり通す信念は大変魅力的です。
ウェンディもうっとりするわけです。

ウェンディは女の子ですから
乳母車から転げ落ちる事はありません。
なのでネバーランドでは唯一の女性、
(ティンクは妖精なのである意味例外)
キーパーソンとして活躍します。

でもだからと言って女は賢くて
偉いのだという訳ではありません。
そこには大きな落とし穴が。

という訳で次回はウェンディについてです。

*************************

以上
「ピーターパンとウェンディ考察論」
第二回目「ピーターパン症候群の正しい意味」でした。
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