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□■ へんないきもの vol.2
2007/01/05 09:00
こんにちは。昨日(4日)、ニューヨークから帰ってきましたizumixです。

今回は「へんないきもの」というより「へんなせいぶつがく」に近いお話を。

アスパラガスを食べると尿の匂いが変わる
って知ってますか?

私は2年前くらいにある人にそう言われて、意識して食べてみたら
ホントに変わったのですよ!一体なんで変わるんだろう・・・
私の大好きな映画、「オースティン・パワーズ  GOLDMEMBER」でも
そんなシーンがありました。

オースティンがションベン小僧の噴水の影に隠れている時に、
ションベン小僧の水が出なくなって、そこにいた監視の目をごまかすために
彼は自分の尿でションベン小僧の噴水を(笑)やるわけです。
そのときにアスパラガスを食べながら尿をしたら、
匂いがしちゃって監視が「ん?におうな・・・」って怪しむシーンがあるのです。

科学的にどういう仕組みなんだろう、と思ってネットで調べてみたらこんな資料が↓

『1891年、Nenki(ネンキ?)と言う科学者が、ちょっとした事をやった。
 4人の男性(多分)に一人あたり7kgのアスパラガスを食べてくれるよう説得。
 そして、食べたあとの尿を採取し、中世の魔法をぱぱっとふりかけ、
「メチルメルカプタン」と言う代謝物質を発見した。
ネンキは、皆さんの体の中で代謝されたアスパラガスが匂いの元となる
化学物質を作り、腎臓がそれを濾して膀胱に流れつく、と言う事を発表。
ま、これはメジャーな科学の大発見ではないけど、
あったかい議論を戦わすには充分な題材だった。

1975年には、カリフォルニアの科学者が「サイエンス誌」に、
「ガスクロマトグラフィーが真犯人を発見」というレポートを出した。
真犯人の名前は「Sメチル・チオエステル」と、メチルメルカプタン説を否定。
その後は1980年に、「ブリティッシュメディカルジャーナル誌」に
「代謝物質」として、他のアスパラガス学者が「6つの硫黄(分子?)
を持つ物質」というレポートを発表している。 』 

とまあとにかく科学的な何かの成分がどうにかなって、匂いがするみたいです。
ちなみにアスパラガスは先端とそれ以外では成分が少し違うらしく、
昨日私は先端以外のところのみを食べてみました。
そしたら匂いは変わらなかったのです。

あとアスパラガスには「アスパラギン酸」という成分があって、
それがなんか作用してるのかもしれないとか思ったり・・・

でも、まあ料理法(いためるorゆでるetc...)によっても違うだろうし、
なんとも詳しい所は分からないのですけれども、自分の経験によると
古いアスパラだろうがどんな調理法だろうが、
かわるときは食べた直後のトイレからかわります。
硫黄っぽいと言えば硫黄っぽい匂いかもしれません。

自分が理系の大学に行っていたら、卒論のテーマにしていたかもしれない
というくらい興味深い話でした。
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