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□■ 粋に歩く
2007/07/01 12:19
(この文章は3/24に作成したものです、
春模様を思い浮かべてお読みください)

春になりました。
春と言えば桜です。上野に散歩に行く事にしました。

日暮里→谷中→鴬谷→上野公園→アメ横→御徒町駅
今回の散歩コースです。

という事で出発。
山手線の日暮里で下車→谷中方面へ。

「3丁目の夕日」で見るような佇まい。
期待通りの出迎えに期待は高まる。

谷中霊園に入る。
谷中霊園の通りは、墓参りに来る人や老夫婦など高齢者の散歩道にもなっている。
ここには、江戸幕府第15代征夷大将軍「徳川慶喜」も祀られている。

霊園を抜けると、戦火から逃れた古くからの家屋が立ち並び、歴史を感じる町並が印象的。
よくカメラマンにも遭遇する。
通り沿いには「SCAI THE BUSHOUSE」という、銭湯を改築したギャラリーも有る。
谷中を抜けると、金管楽器の奏でる音だろうか、パイプの中を反響するような音が聞こえてくる。
気がつけば芸大の音楽学部前。木々のざわめきと相成って、異様な世界観だ。

すれ違う人達が、次第にアカデミックな様相になってくる。
着物を羽織った人。観光客の外国人や文化人らしき人達の会話の声。
右手には上野公園。左には東京国立博物館。

上野公園にはいる。広場では誰もが贅沢に思い思いの時間を過ごす。
噴水を眺めながらぼーっとする。ベンチに腰掛ける。寝る。
右手には「上野精養軒」へ続く道。まっすぐ進めば桜のある通り
花見で人があふれている。すでに開花宣言があったような…。
そのまま進むと右手側に少し急な下り階段がある。不忍池沿いの道に抜ける。
屋台が建ち並び、遊具に戯れる子どもら。
2匹の猫達も戯れている。猫達の春が来たのかもしれない。

そのまま、上野駅を右に進み、線路に向かって進むと「アメ横」に入る。
乾物屋のオヤジの活気ある声。「あい、あい!安いよ!寄ってらっしゃい!」
「アメ横」はスカジャンやミリタリー洋品などの怪しい店が建ち並ぶ。
CartierやROLEXが¥10,000など、とても胡散臭い時計屋も魅力の一つ也。
きっと釣り銭を渡す時に、「はい、1000万両」と答えてくれるんだろうか…。

今日の散歩はこんなところで、足は疲れたが頭の疲労はない感じ。
走らず、乗らず、歩く事が何より大事。見えないものを見る事にそれだけの価値はある。
散歩は「粋」だ。

何気ないものが楽しくて仕方がない。これぞ「粋」

「粋」=江戸時代後期に、江戸深川の町人の間に発生した美意識(美的観念)である。
身なりや振る舞いが洗練されていて、格好よいと感じられること。また、人情に通じていること、
遊び方を知っていることなどの意味も含む。反対語は野暮である
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