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□■ 「普通」の基準
2008/09/15 22:19
「さすがムサビ!」「だって美大だもんな」

これは日常で僕が時々聞くセリフです。
皆様も言われたりするのでしょうか。美術のお仕事に携わっているとそういうことは言われないのかもしれないですね。ダンス界の中で大五郎先生が以前言ったようにムサビの存在は特殊なのです。僕を含めムサビ出身ダンサーはおそらくダンスを知識よりもイメージ優先で考えることと思います。細かいことを教わってそれをやろうとするよりも、見たものをマネしたほうが「そう!」と褒められたりするのではないでしょうか?

例えば
「ヒップを床に向かって足を通してプレスしたものを次のダイレクションに進めるんだよ」
と言われようものなら
「それは重戦車みたいにゴゴゴゴ~と進めってことですか?こんな感じですかね~?」
と返すと
「そうそう!」
となるわけです。
ここで大事なのは効果音が入るところですね。イメージと音は切っても切り離せない。そして重戦車という一言であの重量感と強さを簡単にイメージしやすい。それを体で表現できるかどうかはスキルが必要ですが、要は今まで筆や鉛筆でやってたことを体でやるわけですね。

これがどうもできない人が多いみたいでびっくりしたんです。
このイメージ優先思考で誰かにものを伝える時に
「さすがムサビ」と言われるわけです。
イメージ優先=「小難しいこと言わんでください!」ということですな(/・ω・)/

しかし世間にはこの小難しいことのほうが好きな人が多いようで、
「こうさ~、歌舞伎役者が見栄を切るみたいにさ~」と教えると
「?????」
「じゃあ岩下志麻が極妻で、『あんさん、覚悟はできてまんにゃろなー!』って言う感じ」
「あー、わかるわ(笑い」
というリアクションが帰ってきます。そのイメージそのものが頭の中に無いと伝わりません。
これって普通のやりとりだと思っていました。
皆様にはわかってもらえることを祈ってます。_(._.)_
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