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□■ にほんglish
2008/06/09 08:10
おはようございます!
梅雨ですねー。
皆さんとてもお忙しいようですが,学生の私たちも今が一番大変な時期かも知れません。5週連続に及ぶ試合ラッシュとオープンキャンパスの準備、そしてそのあとに待ち構える課題最終提出。。。ただ今3週目の試合が終わり、あと残すはラテ新と東部Jrになりました!!私はオープンキャンパスに必修のワークショップと被ってしまってラテ新というラテン人に取って一番重要な試合に出れなくなってしまいましたが,その分東部Jr.でがんばろうと思います!!


さてさて、前回の空耳英語がなかなか好評で嬉しかったです(*´∀`*)
という事で、もうちょっとシアトルネタを続けて行こうと思います。



前回の空耳アワーな日々を、なんの支えも無しに続けられていた訳ではありません。 言語的に何言ってるかわからない、何をいっても解ってくれないというのは例えば日本語でやったプレゼンで何も伝わらない、もどかしさと虚しさのようなものがありましたので、その鬱憤をはらす場所が必要でした。

それが,シアトル日本語補習学校(通称補習校)

という場所。
アメリカは元々土曜日は休日だったので,補習校は毎週土曜日にありました。補習校は主にアメリカに居る日本人がいつ日本に帰国しても国語や社会で遅れを取らないために、日本と同じ教科書を使い、日本と同じペースで勉強するための学校なので,なんと幼稚園からずーっとそこに通っている子もたくさん居ました。もちろん私のように親の転勤で渡米してきた日本人もたくさん居て,その子たちは主に大学受験を視野に入れて補習校に通っていました。全校生徒は幼少部から高等部まで合わせると400人くらい。(西海岸はアジア人が多く、カリフォルニア補習校なんかは全校生徒1200人らしい!)途中入学したクラスには、ほぼ半分半分でアメリカ永住組(もしくはハーフやアメリカ国籍がある子)とわたしの様な駐在組が居ました。


さて,この補習校ですが、学校の校則にこんなのがあります。
それは。。。

「日本語しか話してはいけない」


当時のわたしからしてみれば願ったり叶ったり、こんな嬉しい校則は無いですが、なぜこんな校則がわざわざもうけられているのかが少し不思議でした。ここ、日本人の学校でしょ?って。

しかし入学して教室に入って真っ先に目に入ったのは、英語で談笑する同級生!
考えてみれば当たり前ですが、永住組の子たちは週5を英語で過ごし週1を日本語で過ごしているので,当然英語の方が楽に話せるんですね。親と話すときも英語だという子にとっては、本当に日本語を話すのはその補習校の授業内くらい。とうぜん、日本語はそんなに上手くなく、たどたどしくってちょっと可愛い(笑)

そういう子たちが半数を閉める教室で、「日本語しか話しては行けない」となると,なんとも奇妙な言語が聞こえてくるのに気がつきました。


その名も「ニホングリッシュ」または「Japanglish」でした


永住の子たちも日本語をがんばって喋ろうとしているのですが、やはりとっさに出てくるのは英語になってしまうらしく、そうすると日本語と英語がごちゃ混ぜになった新言語、ニホングリッシュとなってしまうのです。

わたしが一番笑ったニホングリッシュはわたしの友達が階段から落ちた時の話しでした。彼女は、

「Oh my got,今日の朝さあ」

という典型的なニホングリッシュで話しだし、

「I fall off from 階段 like ガタガタガターって!もーほんとにIt was so hurt.」

の様な感じで締めくくりました。
もちろんボディランゲージは全て英語調の大げさなもの。
全て日本語であっても彼女たちは半端なく大げさに動きます。
本当に、小さい時から二カ国語教育を受けることもとても大変なことだと思いますが、今第二カ国語を学ぶより数百倍は楽なんじゃないかとおもって、いつもうらやましく思ってしまいます。ちなみに私はとっさに英語が出るなんて単語くらいなのでニホングリッシュは使えません・・・。

私は在米中ほんとうにこのニホングリッシュがおかしくてしょうがなくて、なんでそうなっちゃうのかをみんなに聞いて調査したことがありました。すると、なんとも面白い答えが。

友達曰く、感情的になればなるほど英語が良く出て来て(暴言が日本語にくらべて多いかららしく)、情景描写をする時は、日本語の擬音がよくでてくるんだそう。さっきのニホングリッシュの「階段」がなんで英語にならなかったかと言えば、階段の形が「かいだん」という音の方がしっくりくるからだとか。うーん、完璧に感覚の世界ですよね。。。つまり、無意識のうちに脳内で自分がしっくりくる方の言語を選んで話すから、ニホングリッシュが生まれることになったみたいです。


現地の学校に慣れてきたあとでも、補習校は私にとってかけがえのない場所でした。そして、今もかけがえのない場所です。補習校には辛かった覚えがないくらい、たくさんの思い出があふれていて語り尽くせないぐらいですが、補習校の第一印象はこの「ニホングリッシュの可笑しさ」だったので、とりあえず今日はここまでで。



今日はラテン練習会のあと、毎年恒例行事、「女飲み」です!!(*´∀`*)
(ダンス部の新入部員も交え、女のみできゃいきゃいする飲み)
その裏では毎年恒例「漢飲み」も開催されます。

それでは、失礼しまーす(´∀`)ノシ
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