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□■ 房総への旅(2)
2008/11/10 02:00

ハプニングのため投稿が遅れ、すみませんでした~。

ではどうぞ!!

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お寺を出て、また少し走るとパッと景色が開けるところに出た。


ちょっとした公園のようなところがあったので車を停めてみる。

「鹿野山九十九谷」

と書いてある。










見てみると、低い山々が確かにいくつも連なっている。

とても清々しい。


以下は帰って来てから調べたのだが・・・

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鹿野山九十九谷

鹿野山の白鳥神社下の公園からの眺望は、九十九谷といわれ高宕山などの上総丘陵が幾重にも重なる風景が見られ、水墨画の世界を描き出す眺望は市を代表する景観です。

鹿野山は、東の白鳥峰(375m)、中央の熊野峰(370m・薬師峰ともいう)、西の春日峰(353m)からなり、清澄山、鋸山と並び房総三山に数えられています。古くから神仏ゆかりの地として知られ、山頂周辺には、歴史的に貴重な白鳥神社や神野寺本堂および表門があります。

白鳥神社下の九十九谷展望公園からは、高宕山などの上総丘陵が幾重にも連なる山並みの風景を一望できます。
それらを総じて「九十九谷」と呼び、大町桂月は「天下の奇観」と激賞しています。

特に、夜明け前から日の出直後と日の入り前の情景は素晴らしく、九十九谷の山並に浮かび上がる雲海が眼下に広がり、その姿はまるで墨絵の世界のようです。また、紅葉の時期には、緑と紅の鮮やかなコントラストから、徐々に山全体が紅に染まっていく様子が楽しめます。

その景観の素晴らしさから、昭和63年には「房総の魅力500選」に選定されました。また、文化勲章受章の東山魁夷画伯の出世作「残照」は、この眺望を基に描いた作品です。

このように、四季折々、その時々の美しさを見せる鹿野山九十九谷の眺望は、市民の財産として、世紀を越えて受け継いでいかなければならない風景です。

以上、君津市HPより転載

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ということだ。

写真の看板にもそんなようなことが書いてあった。



文中にある「夜明け前から日の出直後と日の入り前の情景」とは





こんな感じなのだそうだ。

スゲーーー!!綺麗~~!



気象状況などを気にしながら、朝早起きして、ここに来る人とかもいるそうだ。
いや~、知らなかった。

素通りしていた山々がそんな素晴らしい場所だったとは...。








その後、山を抜け、また独特な地形を見ながら三島湖、豊英湖の脇を通りながら南下、今度はまた内房の方へ向かって走る。

車はスイスイ進む。気持ちがいい。



...ちょっと日が落ちはじめた。急がねば。

僕は今回の旅の目的にこれを入れていたのだ。


「鋸山に登る」


鋸山ロープウェイを使って登り、山の奥にいるという大仏を見ようと思っていたのだ。

この目標があったため、今回は大山千枚田を見られなかった。
残念。



長狭街道をひたすら進み、保田へ出る。
そこから北へ進むと、鋸山はすぐである。


ところで鋸山とは何か? 学習してみよう!!

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鋸山(のこぎりやま)は、房総半島の南部、千葉県安房郡鋸南町と富津市の境に位置する山。標高は329.4m。

房総丘陵の一部分を占めるが、内陸部よりも海岸線(東京湾)に近い。山は凝灰岩から成り、それは建築などの資材として適している。ために、古くは房州石と呼ばれ、良質石材の産地として、江戸時代から盛んに採石がわれた(石切場跡は現在も残存する)。結果、露出した山肌の岩が鋸の歯状に見えることからこの名で呼ばれるようになった。

採取された石材は、幕末から明治、大正、昭和にかけて、主に横須賀軍港や横浜の港湾設備、東京湾要塞の資材として利用された。また、靖国神社や早稲田大学の構内にも利用されている。採石は昭和50年代を最後にとだえ、現在鋸山は観光資源として利用されている。

正式な名称は乾坤山(けんこんざん)という。江戸期には谷文晁が日本名山図会において日本80の名山のうちに数えたが、深田久弥が改めて日本百名山を選んだときに選に漏れ、現在では名山という認識はあまり広まっていない(小林泰彦選の「日本百低山」には入っている)。眺望は素晴らしく、東京湾一帯から伊豆大島まで見渡すことができる。また近隣の安房三名山「富山」「御殿山」「伊予ヶ岳」を臨むこともできる。

(ウィキペディアより)

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ということらしい。

日本百名山を選んだときに選に漏れたなんて、何だか可哀想だ。






さて、ロープウェイのりばに到着!!
お客はほとんどいない。








向こうに見えるのが鋸山の岩肌。
いよいよ登るぞ!





この時間に一緒に乗ったのは、子供連れの家族のみ。

ガイドのおねいさん・・・何か機嫌でも悪いのだろうか?


・・・いやいや、夕日が眩しいだけである。(笑)






ロープウェイから見下ろしたところ。
内房が綺麗だ...。






見こうに見える岬が安房勝山。
あの裏に岩井海岸が広がっているはず。




さて、ロープウェイを降りて言われる。

「ロープウェイの最終があと1時間くらいですからね。
乗り遅れないようにお願いします。」


マジでか・・・。


ロープウェイの時間までは計算に入ってなかった。
確かに日が暮れる頃は動かないよな...。

急ごう!



これが山頂駅に貼ってある鋸山のマップだ。




拡大図


これは以前にもHPで見たことがある。
奥に大仏が描かれている。
これは日本一の大きさを誇る大仏様ということだ。期待・・・。

そして上の方にある「地獄のぞき」。
鋸山といえば、高速からも見えるあの切り立った岩肌だが、
それを上からのぞくというスリリングな場所だ。

その脇には百尺観音様もあるらしい。

おおーー。
期待が高まる。


...しかし、このマップの見方を大いに間違えていたことに後で気づく...。

この時は知らなかったのだ。
このマップのデフォルメが何たるかを...。




あれっと思ったのは、しばらくしてから貼ってあった張り紙だ。


「大仏まで、約40分」

と書いてあった。


・・・・ん??なぜそんなにかかるんだ??



嫌な予感がした。

が、とりあえず駅を出てみる。






駅から少し登ると山頂がある。とっても気持ちがいい。



で、下を見ると・・・







・・・おわっ!!何だ?この急勾配な階段は・・・。


まさか・・・・。




そうなのだ。完全に勘違い、というか、自分の中で勝手に解釈していた。

もう一度先程のマップを見てみよう。




拡大図


絵は横に海があり、線路が上下に描いてある。

つまりこれは上が北で、下が南・・・のはずである。


だからこれを見たとき、僕は山頂は割と平らになっていているのだと思ったのだ。

実際、鋸山は採掘場だったとも聞いているし、外から見ても山頂は平らに見える。


しかし、実際は違っていたのだ!!

このマップは、山の部分においては、上が山頂、下がふもと、、、だったのだ!!!

つまり僕がくねくね曲がった道だと思っていたのは、全部階段。
大仏に至っては山のふもとまでとは言わなくても、かなり中腹に居るってことになる。


ゲゲゲ・・・・・!!!!

これはまずい。

時間がない。しかも、自分は残念ながら腰を痛めているのだ。


・・・無茶をするべきか、諦めるか。

ゆっくり歩いて大仏まで40分。

そこを大仏~地獄のぞき~観音とまわりたい。


階段の前で、しばらく迷ったが・・・



ええいっ!!  ・・・行くことにした。(汗)


行くと決めたら急ぐしかない。

先程お祈りした天狗のおかげかと客観的に思うほど、階段をガンガン進む。

正直言って、階段はメチャクチャ急だ。






降りてきた階段を見上げる

腰に貼ってあった、シップが汗を吸ってブヨンブヨンになって剥がれた。
ものすごい量の汗。


ひぃ~~~と言いながら、せっかくロープウェイで登った山をかなり下った。


なだらかな道になって、そこ進むと


・・・居ました。大仏。










確かにデカイ。


ほぉ~。

一息つくと、すぐ出発だ。今度は登る。







立ちはだかる階段。


休養してんきゃなのに、なぜトレーニングしているのだ。俺!!

...と叫びながらも、休んでいる暇はない。


恐いのは、ところどころに小さなお地蔵さんがあるのだが、

そのほとんどは首がもげているのだ。


何なんだここは!!

(恐いから写真は撮らなかった)


ゼエゼエ言いながら、またもや山頂の方へ。
向こうに地獄のぞきが・・・





柵に登って、パシャリ。





横を見るとこんな感じ。





向こうにいつも通る高速が見える。





傍からみるとこんな感じのところ。





さてさて、ビビっている暇はない。


次は観音様だ。




洞窟のような切り立った岩の間を進むと、居ました。観音様。





夕陽がわずかに差し込む・・・。
なかなかいい雰囲気だ。

思わず、頭の中で、ゴダイゴのガンダーラが鳴り響く。


ガンダーラを歌いながらも最後の力を振り絞り、
階段を登って・・・



・・・戻ってきましたロープウェイ。






・・・1時間弱。


...死ぬかと思った...。完全に修行だった。

何かに取りつかれたように階段を進む僕は、一体どんな風に見えていたのか・・・(笑)







さようなら鋸山・・・

今度はゆっくり来たい。
てゆうか、今回で大体全部見てしまったが...。






最終のロープウェイに乗り合わせたのは、いかにもというヤーさんと
お水系のおねいさん。

そしてガイドさんは、きっとまた夕陽に向かって厳しい表情を見せているのだろう...






おお!!ジェミちゃんが待っている!
ただいま~~





修行のような体験をした鋸山を後にした僕は、
とにかく汗でベトベトだったので、近くにあると聞いていた温泉にやってきた。

(着替えはちゃんと持参)





なかなか良い温泉だった。海を見ながらの露天は最高...。
かなりゆっくりのんびりした。






締めは、これまた近くの料理屋で海の幸を頂きました。


いやぁ~~~最高!!!

うまかった!




----------------------


・・・と言うわけで、今回は近場での旅でしたが、

十分すぎるほど堪能しました。


今度は皆さんと一緒に行って、澤金に泊まりたいものです。(^_^)



ではでは。


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コメント
あれは写真なんですか??
このご時世、現実のものか作られたものかの判別が難しいっす。でもきれいな景色ですね~。
【2008/11/13 02:25
WEBLINK [ ] NAME [ じゅん #92b28c2c31 ] EDIT
階段もたいへんそうだけど、

書いた記事が消えたってのも大変そうだね・・・。
パソコン買い換えたら?

それはそうと、あの高速から見える岩の壁!!あれが鋸山なのね!!

今年の合宿行くとき、竹歳さんたちと「何でしょうね?あの石の壁?」「さあ、初めて見たな・・・。」なんて会話をしていたんだよ。

今度皆で行こうよ。
【2008/11/13 19:44
WEBLINK [ ] NAME [ 大五郎 #99099c6368 ] EDIT
奥が深いという言葉が当てはまる地域ですね。千葉は広い!

「地獄のぞき」はぜひ行ってみたいです。人生観変わりそうな気がします。
【2008/11/16 11:23
WEBLINK [ ] NAME [ 夢導 #990c50abc0 ] EDIT
千葉というと、海とマザー牧場というイメージでした。

こんな名所もあるのですね。
(・o・)
【2008/11/17 22:48
WEBLINK [ ] NAME [ あいぼ #5498291f51 ] EDIT
>じゅん
もちろんこれは現実の風景だ。
スッゲー綺麗だよなぁ。ホント水墨画みたいだ。見たいナァ...

>大五郎
パソコンねー。参ったね。新しいの欲しいんだけどね...。
そうそう、あれが鋸山。あの岩の壁、超ワクワクするだろ??

>夢導
地獄覗き。なかなかいいよ。
実は柵に足を乗っけて、下を見ながらの撮影は、結構恐かった...。

>あいぼ
その定番のマザー牧場にまだ行ってないんだよ...。
今度行こうっと!!(^_^)
【2008/11/19 01:30
WEBLINK [ ] NAME [ じめ #54957fd31f ] EDIT
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