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□■ 楽しいドライブ(3)
2007/07/09 18:03

7月に入り、暑い日なんかもあったりして
「ああー、もうすぐ夏だ!!海だ!!」と胸が高鳴る今日この頃ですが、
これは僕が大学1年の時の、同じような時期の話です。


--------------


やはり、いつもと同じように想田さん、諸さんが夜中にやってきた。
「おい、じめ。海行くぞ。」

・・・海??!

その響きに思わずハッとなった。
今でこそ毎年当たり前のように海に行っているが、
高校までは海がない県に住んでいたこともあって、
過去海に行ったイベントなんて2~3回。
海を見る機会すらなかなか無かった。
なので、簡単に「海に行ける」ということ自体にビックリ。

「い、行きます!」

ワクワクしながら乗り込んだ。

その時のメンバーを実はよく覚えていない。
確かゆうじさんがレンタカーを借りていて、2台で行った気がする。
ヒデキや岡崎もいたかな...?

向かうは茅ヶ崎方面。
車は国道を下り、神奈川へ突入。
夜が明けるころ、目の前がパッと開ける。海だ!

広がる水平線。海の匂い。
同じく海無し県出身の諸さんと共に「この瞬間たまらないですよね」と話しながら
海岸線をしばらく走る。

駐車場らしきところに車を止め、海を見る。
誰もいない海。...最高だ。

朝方だし、時期的に海に入るには冷たすぎるので、
とりあえず浜に降り立とう、と降りてみるが、
もうはしゃいでしまってどうしようもない。
靴と靴下を脱ぎ、膝まで入って遊びだす。
そのうち、木の棒をどこからともなく持ち出し、
『波が引いたところを見計らい、誰が一番遠くに棒を立てられるか?』
という遊びに発展していた。
皆もうこれ以上ないハイテンションで大盛り上がり。

...気づいてみれば、ズボンもTシャツもベトベトの砂まみれになっていた。

ゆうじさんのレンタカーに乗ってきた組は
レンタカーを汚すわけにいかないと、皆なんとか砂をはらったり
タオルをしいて座ったり、大変な状況になってしまった。
ちょっとはしゃぎ過ぎてしまったと反省。

皆はこのまま帰るということになったのだが、
想田さんと諸さんと僕の3人は、
「ベトベトで気持ち悪りぃから、どっかの健康ランドみたいなところで風呂に入ろーゼ!!」
というとになり、そのまま健康ランドを探しに平塚へと出発した。


こういう行き当たりばったり感は、たまらなく楽しい。


途中、作業服屋さんに寄り、着替え用にと作業用のズボンやTシャツ、トランクスを買う。
僕はこの時はじめて作業服屋さんに入ったのだが、
ここでびっくりしたのがその安さ!
しかも丈夫で機能性抜群!!
作業服屋さんって素晴らしい・・・。3人ともしばし感動。
そして楽しいショッピングタイムを堪能した。
ここで買った作業ズボンは3人ともしばらく愛用することとなる。

さて、その後平塚の街をまわり、なんとか健康ランドを発見。
3人で風呂に入った。
海で遊んだ後の風呂は最高に気持ちがいい。
しかもテンションはハイのまま。
そんな諸さんは「あ、これで洗うと気持ちがいい!」と言いながら
足裏用の軽石で体を洗い始めた。


...もちろんその後、体中がヒリヒリ痛んだのは言うまでもない。



風呂からあがってサッパリすると、急激に睡魔が...。
3人は仮眠用の部屋で眠りに堕ちていった。



...どれくらい眠っただろうか。



「ア~~~!&%&$#%&!♪♪」



部屋にはどんでもなく大音量のカラオケが響き渡り
僕らは起きざるを得ない状況になった。

どうやら地元のおばちゃん達がカラオケを楽しむ日だったらしい。

夢の中にエコーがかかりまくったおばちゃんの歌声が入り込んできた時は
まさにうなされるような悪夢だったが、起きてみると体も休まっており
何とも言えない気だるさが心地よかった。

しばらくダラっとしていると、お腹がすいてきた。
営業はしてないだろうな...と思いつつ、健康ランドのおばちゃんに
御飯が食べられるか聞いてみると、「大丈夫」との返事。

平日の真っ昼間。こんな時間にお客さんなんてほとんどいない。
大広間の中を3人で膳を並べて食べた。
なんとも奇妙な体験だったが、この旅を思い返しながら、
楽しい食事タイムを過ごした。

その後、心地よい気だるさを残しながら健康ランドを後にし、
小平へ帰ったきたのだった...。


試したことがある人にしか分からない。
学校をさぼりつつ行く、『行き当たりばったりの気ままな旅』。
予想をしていなかったハプニングが起きたり、思いがけない買い物も出来たりと、
本当に良い思い出となる。

もちろん学校をさぼることは良くないことだが...


...たまにはいいじゃないか。






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コメント
私も現役のころよく行きました、行き当たりばったりのドライブ。
卒業後もけっこう行ってたな。
特に面白かったのは、幹太とミキと私の三人で、久米川へボウリングに行くつもりだったのが、遠回りして高速に乗ったら大渋滞でストレスがたまってしまい、府中で下りるのがバカバカしくなり、そのまま石和温泉まで行って一泊して石和WINSで競馬して帰ってきたなんてのもあります。
途中のS.Aでフリスビーに夢中になったりして、、、ホント若かった&バカだったな。
【2007/07/09 23:05
WEBLINK [ ] NAME [ トシ #991eb62fbe ] EDIT
まだ東京で働いているころ(ずいぶん前?)、

4月。いつもの様に出勤しようとアパートを出て国分寺駅に行く途中。

あまりに桜がきれいに咲いていたので、

急遽、会社やすんで原付で花見ツアーをしたのを思い出した。

サボりってちょっと後ろめたさと開放感のようなうれしさが入り交じってるよね!
【2007/07/10 01:06
WEBLINK [ ] NAME [ カワイ。 #9b1d3f6fdc ] EDIT
めちゃめちゃ楽しそうだね。
アタシはそういうのやりたくてもやれなかったクチだから、じめちゃんの記事を読んで疑似体験しています。
目に浮かぶよ。ハイテンションぶりが。軽石って!
作業服屋さん、気になるけど未開の地でした。へぇ~、そうなんだ!一回入って見てみたい!
次回も楽しみにしてます!
【2007/07/10 08:06
WEBLINK [ ] NAME [ みのり #92ca4cbd31 ] EDIT
やっぱり学生時代の一人暮らしっていいね。
私はそういう遊び方、出来なかったから羨ましいよ〜。
三人の姿が目に浮かんで、微笑ましく読みました。
いつか我が子が大学入ったら
一人暮らしさせてあげたいなぁって思いました。
【2007/07/10 16:40
WEBLINK [ ] NAME [ ミナ #99d18a06e4 ] EDIT
こうして振り返ってみると、相当めちゃくちゃなことやってたんだねー。

僕も色々思い出す。

大晦日に大西さん上村さん和枝さん僕のメンバーで出かけた、富士山への行き当たりばったりツアーは忘れられない。一泊して・・・。

僕は単独行動が多かったから、自転車で相模湖まで行って寝袋で一泊して、帰りにチェーンが切れて、押して歩いて帰ってきた。なんてのも人知れずやってた。

秀樹と奥多摩にチャリで行ったのも思い出す・・・。

あの頃は自分がちゃんとした社会人になれるとは、思ってなかった。
って、なれてんのか?今。
【2007/07/11 22:59
WEBLINK [ ] NAME [ 大五郎 #2ac029c168 ] EDIT
>トシさん
トシさん達も行ってたんですね!!行き当たりバッタリのドライブ!!
しかも久米ボウに行くつもりが石和温泉だなんて素敵すぎです...。
そして石和WINSでの競馬?...いつもより気分良く賭けられそう!
PAでのフリスビー??た...楽しそう!!
最高ですね〜。
トシさん達のそういう話、あまり聞いたことがないので興味津々です。
ぜひ今度教えてください!!

>カワイさん
会社をさぼって花見ツアー!!優雅すぎですね!もの凄く憧れます。
確かに後ろめたさがあるから、余計に楽しいのかもしれませんね!

>みのりさん
そうなんですよ。作業着屋さん、ホントに楽しいですよ。
とは言いつつ僕も久しく行ってないので、行きたくなってしまいました...(^_^;;

>ミナさん
ミナさんは実家でしたもんね〜。
確かに一人暮らしは最高でした。
そして親にも感謝です。
学校さぼってるヤツが言うのもなんですが...(^_^;;
でもその分、何か別なものを得たような気がするんです。。。
ぜひお子さんには一人暮らしをさせてあげてください。

>大五郎
へ〜〜!そんな大晦日のツアーやってたんだ。知らなかったよ!!
そういえば、大五郎はチャリで奥多摩出掛けてたよな...。
お腹がすきすぎて、民家の人に朝飯食べさせてもらってなかったっけ??(^_^;
とにかく懐かしい思い出だよなぁ。

【2007/07/13 02:52
WEBLINK [ URL ] NAME [ じめ #5495802656 ] EDIT
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