ちゅいーっす。

みなさま方が、息切れを起こしているｗなか、
僕はちょいと力をいれて、いい話（かな？）を。

いまの僕の人生を決定付けた事件について。。。

 

一応、ムサビ以外の読者を想定して、おさらいですｗ

もう、何年経ちましたかね。
大学を卒業して、小平を離れてから。。。

就職浪人を半年したあと、人生ですべきことも見つけられず
夢破れて実家に戻った３日後、
実家が放火されました。

夕方５時前、２階の部屋でﾃﾚﾋﾞを観ながらﾀﾞﾗﾀﾞﾗしていたら
突然、「ｶﾞﾁｬﾝ！！」とｶﾞﾗｽの割れる音。

両親ともに働きに出ており、姉は大阪へ嫁いでおり
実家で僕１人お留守番＆引越しの片付けをしてﾀﾞﾗﾀﾞﾗしている。。。

当時の僕にとっての
ﾌﾟﾗｲﾑﾀｲﾑの真っ最中でした。

東京なら特段気にもしなかったでしょうが、
なにせここは、畑の中の一軒家、しかも１人。

気になって廊下へ出て玄関の様子を窺うと思ったら
駐車場に面した階段の窓の外が真っ赤。

大慌てでｺｰﾄﾞﾚｽの子機を掴み階段を駆け下りながら119。

外へ飛び出るとﾊﾟｯと見、原ﾁｬﾘが燃えていて

「火事です、住所は○○。。。ﾊﾞｲｸが燃えてて、家に燃え移りそうです！あ、もう燃え移ってる！」

そんなことを伝えた記憶があります。
初期消火を試みるも、まったくもって意味なく、
家はあっという間に炎に包まれてしまいました。

やがて消防車が到着。
「ｹｶﾞしてませんか！？」
そう声をかけられ、これで消えるという安心感からか
その消防官の、胸で泣いてしまいましたｗ

近所の人が飲み物や食べ物を差し入れてくれて風呂を貸してくれたり
関西から親戚一同がすぐにが出てきてくれて
片づけを手伝ってくれたり、

芸祭前の忙しい時期にも拘らず
聖子にﾀﾞﾝ、ｲﾄｹﾝ・ﾕﾐ、ﾉﾋﾞﾀ（いたよな？ｗ）も小平から来てくれたり

ｺｰﾋｰやら食べ物、
さらになぜか東京都のｺﾞﾐ袋なんかが元カノから届いたりｗ

面識もないのに、話を聞いたｻｴのお母さんが洋服や下着など
身の回りの品を三重から送ってくれたり。。。

いまさらながら、本当にみなさんにいくら感謝しても足りません。

ありがとうございました。

 

 

「ね、いい話でしょ？」

って、終わりじゃなくってｗｗｗ

 

で、先月、近隣の同業者での一杯会があった時まで話は進みますｗ
こいつはですね、総勢４０名ｸﾗｽの集まりなんですが
親睦を深めるのと情報交換を目的として毎年催しております。

当然、去年は初参加、しかも年配の方が多くて
ようやっと深く喋れた人が１人。。。
みたいなｶﾝｼﾞで、結構憂鬱な時間でした。

まぁその後、色んな会議なんかで顔を合わしたりしているうちに
仲良くさせてもらえる方が何人かできたりして
今年はむしろ、楽しみにしていました。

そのなかでも、去年の一杯会ではお会いできず、
その後の会議で知り合って、お世話になっている
ある方がおりまして、その方に会えるのも楽しみにしていました。

実は、その一杯会では、
欠席した人も含めて担当者一覧名簿みたいのが配布されるんですが。。。

去年その名簿で名前を見た時から、
会いたくて会いたくて
話したくて話したくて、ﾄﾞｷﾄﾞｷしていたんです。

忘れようとしたって、たぶん忘れられない
そんな方です。

なぜなら、その人こそ僕の人生を決定付けた人だからなんです。

ところで。。。
僕もいま、散々苦労してますが、火災は消したら終わりではありません。
火災原因調査という大事な仕事があります。

東消などの大きな組織になると、専門の課があるんですが
（紅蓮次郎みたいな人のいるところですね））

僕らはそうもいかず、日常業務にﾌﾟﾗｽαでやっており、
大変な負担です、っていうか
やる時間がまったくなくって
僕もいま現在２件抱えてます(;ﾟдﾟ)ｧ....

火災の原因を明らかにすることで、類似火災による被害の軽減を図る
そんなことを目的とした、大切な仕事です。

ですから、当然にｳﾁの家の火災も原因調査がありました。
まぁ、いまその業務の担当になってみて考えると、
結構なﾎﾞﾘｭｰﾑの調査書にはなっているはずで。。。

ってなことはよくて。。。
その原因調査の書類のうち、り災者に関わってくるのが
損害の程度を報告するり災明細報告書というものと、
質問調書というものがあります。

り災明細報告書は、損害の程度を消防に報告するもの。
質問調書は、火災の時について供述したことを消防署の人が書類にまとめ
それを確認したら供述者がｻｲﾝする、というものです。

役所や裁判所のﾊﾞｶ対応にｲﾗｲﾗしていたなかで
消防の親身な対応が唯一と言っていいほど、
その書類提出やらの際に僕をﾎｯとさせてくれました。

まぁ、その担当の消防官が、すんげーいい人だったんだなぁ～。

誇りを持って仕事をしていることがｶｯｺよかったし
ﾌﾟｰ太郎であり、何をやりたいのかもわからなかった自分には
まぶしく、輝いて見えました。

もうここまで来ればお解かりですよね。

僕が会いたくて会いたくて
話したくて話したくてしかたなかったのは、
実家の火災の原因調査を担当した方なんです。

はじめて再会したのは去年の８月で、
その時は、なんだか照れくささもあってあんまり深くは話せず、

「あの時の火災で家にいた小僧が僕なんです！」

と、まるで「ねるとん紅鯨団」の告白ﾀｲﾑかのように話すのが精一杯ｗ

「あなたのおかげで消防官になろうと決めました！よろしくお願いします！」

みたいなｗｗ

ｲﾁｲﾁ火災を一件一件覚えてないかもしれないな～とも思っていたんですが
すんごいよく覚えててくれました☆

しかもこんなわけわかんない告白を喜んでくれていました。

残念ながら同じ職場ではないけど、同じ仕事をしていることが嬉しくて
いまの課に異動したことを、この時ほど誇らしく感じ、喜んだことはありませんです。

 

そして先月、しばらくぶりにお会いしまして。

こちらから酒を注ぎにいかなくてはならないのに、向こうから注ぎに来てくれまして！
超～～～うれしかったです。

まぁでもそれ以外にもいろんな人と話したいしな～ってことで
去年唯一深く喋った人と話していたら、

「あっ！その火事知ってる！！」

って、へ？何で？ｳﾁの火事って有名なの？ｗ
とか思ってたら

「ｵﾚその火事出動したも～～～ん！！」

って、おいおいおい、世間狭すぎｗｗｗ

「たしか息子さんが２階にいたんだよね～、で駐車場のﾊﾞｲｸかなんかが最初燃えてて。。。」

っておいおいおいお～～い、なんでそんなに知っとんね～～ん！！

「あぁ、この間その調査書見てたんだよね～ｗ」

あぁ、ｵﾚも見たいぞ！！

「あ、いいよ～、今度ぜひ♪」

その後、憧れの人も交えて、
３人でしばし実家の火事ﾈﾀで盛り上がってしまいましたが
憧れの方は

「ｵﾚはね、もう悔いはないんだ～。
○○くんがｵﾚのおかげで消防官になったから満足ｗ」

いや～～～、先輩、しびれますがな！

 

って、なんか勢いでだんだん軽薄な文章になっちゃったなぁ～ｗ

自分がいまの仕事に就くにあたって憧れの人、
僕の人生の分岐点になった人、
その人と仕事の席で再会できて、酒を酌み交わせる。。。

これって、最高に幸せだなぁ～と思います。

そして、さらに現場に出動してくれた人に会えるなんて
夢にも思ってなかったっていうか、
「今年度のﾒﾀﾎﾞ対策」を語り合っていた人がそうだったなんて。。。ｗ

人と人の巡り合わせってｽｺﾞｲ。
僕のは１回きりじゃなかったけど、これぞまさに一期一会。

１回目がどんな出会いだったのか。。。
すでにその時に再会が約束されていたように感じられてなりません。

 

今月は、来月ｱﾀﾏ〆切りの国からの調査やらに追われて
課長からは怒鳴られっ放しですけど。。。
憧れの人も頑張っているって思えば、なんのその。
これくらいは、ﾍｯﾁｬﾗっすｗ

こんな出会いを僕も知らないうちに演出できれば。。。

「あなたに憧れて消防官になりました！」

くぅ～～～しびれますな。
憧れの消防官目指して頑張りますかな。

「言うよね～♪」　なんつって。