てんで興味のない会社でした。
「教育関係のパンフ」専門の会社のデザイナーって、どんなんだろう？
まぁ場数ふんどかないとだし、とりあえず面接行くかーってな感じでした。
行ってみると、恵比寿の小さなビルの一室。
暗くて狭いオフィス。なんか元気のない社員。
そこに現れる、髪の長い女社長。年は４０代ぐらいだろうか。

その会社は、学校を何やら色々調査をし、それをパンフに反映させるとか。
写真も撮れて、デザインもできるといいらしい。
しかし今思い出しても、仕事内容がはっきりしない会社でした。

なぜこの会社を受けるのか？など一通りの質問。
訊かれ慣れているのでいつも通りに答える。
どうやら私の前職がデザイナーでなく企画営業だったのを気にしているご様子。
強みは何か？何ができるか？などを詳しく訊いてくる。
一応自分のアピールポイントをウマいこと主張してみる。
さらに「前の会社ではどんなふうに働いていたのですか？」というので、
最高記録が３３時間勤務だったことを言うと、
女社長はサラッとこう言ったのです。
「あら、じゃあそういうのも平気なのねー」

・・・。この瞬間に「それをやらす気か！！この会社アウト！！」と思うも、
面接の基本はコール＆レスポンス。
笑顔で答えるわたくし。「はい！」　笑。

数日後、二次面接のお知らせが来る。
その時も全くやる気のないまま面接へ。内容は覚えていませんが、
今度は女社長でなく男性でした。
話している感じでは副社長とか営業部長辺りか・・・？
二次面接も口八丁手八丁で切り抜ける。


さて数日後。
たまに行く面接以外は、制作か、寝るかゲーム（PS２）をするかだった私。
その日は中古５８０円で買った「鬼武者１」をやっていました。笑
ふと鳴るケータイ。
心は鬼武者へ向かったまま、電話に出ると、聴こえて来た言葉は
女社長の「内定のお知らせです」！
そう、内定が出ちゃったのです。
女社長「じゃあ、どうしましょうか」。

じゃあどうしましょうかって・・・
普通会社から「○日に出社してください」とか言うでしょうに。
その瞬間「辞退だー！！」と思ったものの、即答で「辞退します」は
どうかと思ったので、数日待ってもらうことに。
「あ〜内定でちゃったよ　全然行く気無いけどな〜」などと考えながら
鬼武者を再開。ところがそれまで順調に進んでいたのに、
内定電話以降は敵にやられまくってしまいコンティニュー画面に。
自分の想像以上に、内定電話に心を乱されてしまったようでした。

数日後、辞退の電話をしました。
しかし何で私が内定を貰ったのか不明です。
いい人が全然来なかったのかもしれませんな。

さあ次はジッポのデザイン会社です！！